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最新特集 【インタビュー】「8月の家族たち August:Osage County」出演
音月桂、一日一日を無駄にせずしっかりやっていきたい

2016年5月2日更新

 5月にシアターコクーンで上演される「8月の家族たち」で三女カレン役を演じる音月桂に話を聞いた。インタビューは佳境を迎える稽古場で行われたが、作品に向き合う充実した日々を明るく元気いっぱいに語ってくれた。(演劇ジャーナリスト・中本千晶)

 この作品はピュリツァー賞戯曲部門・トニー賞最優秀作品賞の他4部門を受賞した現代アメリカ演劇の傑作だ。メリル・ストリープやジュリア・ロバーツが出演した映画版でも知られる。日本での上演にあたっては、上演台本と演出をケラリーノ・サンドロヴィッチ(=KERA)が担当する。

 ベテランの共演陣に囲まれ、最初は「ついていけるか不安だった」という。「KERAさんからの『自由に動いてみて』という演出にもとまどい、できない自分に落ち込むこともありました。でも、共演する方々が真摯(しんし)に役と向き合っている姿をみて、おじけづいている場合じゃない、私なりに正面からぶつかってみよう、とふっきれたんです。うれしかったのは、KERAさんが私のことを『音月さん』ではなく『KEI』と呼んでくれたこと。役者が伸び伸びと演じられる空気をつくってくれるところもKERAさんならではの心遣いだと感じています」。

 「初めての共演者、初めての経験が多く、勉強になることばかり。たとえば舞台上で物を食べることひとつとっても初めての経験。これまでは早く飲み込んで、次のセリフを言わなきゃと段取りに追われがちだったけれど、生瀬(勝久)さんからのアドバイスで楽しんで演じればいいんだと開眼しました。一日一日を無駄にせずしっかりやっていきたいという思いが、今回はとくに強いです」という。

 音月演じるカレンという役は三姉妹の中でもとりわけ自由奔放に生きる女性だ。「正直、最初は共感できる部分が少なかったけれど、稽古を重ね、役への理解を深めていくうちに次第に愛着がわいてきました」。自身も次女であるだけに「末っ子気質は似ている」、そして「もしかしてこの家族の中で一番愛に飢えていたのは彼女かも」とも感じるようになり、そうすると「すごく可愛く思えてきた」のだそうだ。

 「十二夜」でも共演した橋本さとしと今回は恋人役。「本当に安心してチャレンジをさせていただける相手役です」。また、宝塚時代の大先輩、しかも音月と同じ雪組トップスターを務めた麻実れいとは母娘の関係。「まさか自分があんな雲の上の大先輩と一緒にお仕事できるなんて!」と感激もひとしおな様子。

 今回のストレートプレーは「宝塚時代からやってきたミュージカルと、映像でのお芝居の中間のイメージ」なのだという。「映像での仕事をいくつか経験した今のタイミングでこの作品に出会えて良かったと思うし、この作品の後にまた映像にも挑戦してみたい。そうすればまた新しい自分が見つけられそう」とも感じていると言う。

 「思い切り楽しみながら演じたいし、きっと新しい私も見ていただけると思います」と話す、その生き生きとした表情からも、今、演じることが楽しくて楽しくて仕方ないという気持ちが伝わってくるインタビューとなった。

※会員ページでは、インタビューの様子をさらに詳しくお伝えします。ぜひご覧下さい。

〈音月桂さんのプロフィル〉
 1998年宝塚歌劇団へ入団、雪組に配属される。2010年に雪組トップスターに就任。華やかな容姿に加え、歌、ダンス、芝居と3拍子そろった実力派トップスターと称され、12年12月に退団。13年からは女優として映像を中心に活動を開始。主な出演作にドラマ「GTO」「MOZU」、映画「劇場版MOZU」、舞台「ブラック メリーポピンズ」「十二夜」など。

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◆「8月の家族たち August:Osage County」
《東京公演》2016年5月7日(土)~29日(日) Bunkamuraシアターコクーン《大阪公演》2016年6月2日(木)~5日(日) 森ノ宮ピロティホール
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/16_august/

《筆者プロフィール》中本千晶 フリージャーナリスト。宝塚歌劇に深い関心を寄せ、独自の視点で鋭く分析し続けている。主な著作に『宝塚読本』(文春文庫)、『なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか』(小学館新書)、『タカラヅカ流世界史』『タカラヅカ流日本史』(東京堂出版)など。2015年10月に『宝塚歌劇は「愛」をどう描いてきたか』(東京堂出版)を出版。NHK文化センター講師、早稲田大学非常勤講師。

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