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最新特集 【公演評】花組「雪華抄」「金色の砂漠」
愛と憎しみをたぎらせる明日海の美しさを最大限に

2016年11月28日更新
写真:「金色の砂漠」公演から、ギィ役の明日海りお=岸隆子撮影 「金色の砂漠」公演から、ギィ役の明日海りお=岸隆子撮影

 花組公演、トラジェディ・アラベスク「金色(こんじき)の砂漠」が11月11日、宝塚大劇場で初日を迎えました。奴隷と王女の禁じられた恋を描くオリジナルミュージカルで、トップスター明日海りおさんが究極のはまり役に挑戦!? あでやかな日本物ショー、宝塚舞踊詩「雪華抄(せっかしょう)」とともに、華やかさと情緒たっぷりな舞台で、本作で退団するトップ娘役花乃まりあさんの花道も飾ります。(フリーライター・さかせがわ猫丸)

 1幕は明日海さんがトップになってからは初の日本物ショー、「雪華抄」。通常公演とは順番が変わり、お芝居が2幕になります。著名デザイナーの丸山敬太さんが手掛けた色とりどりの美しい衣装と、これが初のショーとなる原田諒先生のスピード感ある演出が飽きさせません。花鳥風月に彩られ、豪華絢爛な舞台が繰り広げられました。

 2幕のミュージカル「金色の砂漠」で明日海さんが挑むのは、なんと奴隷の役。これまでトートやフェルゼン、光源氏やビルなど、シリアスからコメディーまでさまざまな役にふんしてきましたが、やはり一番似合うのは “苦悩する美青年”!? トップスターには衝撃的な虐げられるシーンも含め、愛と憎しみをたぎらせる狂気にも似た苦悶の姿が、明日海さんの美しさを最大限に引き出していました。

 明日海さん演じるギィが幼い頃から仕える王女タルハーミネ役には、この公演で退団する娘役トップスターの花乃さん。ギィへのあてつけのごとく、柚香光さん演じる他国の王子テオドロスと婚姻を表明したことから2人の均衡が崩れ、禁断の世界へと足を踏み入れてしまいます。

 ギィの奴隷仲間ジャーには芹香斗亜さん。穏やかで常に冷静さを失わず、直情的なギィとは対照的でさわやかな魅力にあふれ、ストーリーテラーの役割もつとめていました。

 奴隷と王女の恋物語など実際にはありえないからこそ面白い。プログラムで演出の上田久美子先生が語る「美しい非日常」は、まさに宝塚ならではのロマンチックな世界です。乾いた砂漠に吹く熱風のような明日海さんの情熱的な演技も、客席を魅了しました。

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◆「雪華抄」「金色の砂漠」
《宝塚大劇場公演》2016年11月11日(金)~12月13日(火)
《東京宝塚劇場公演》2017年1月2日(月)~2月5日(日)
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2016/konjiki/index.html

《筆者プロフィール》さかせがわ猫丸 大阪府出身、兵庫県在住。全国紙の広告局に勤めた後、出産を機に退社。フリーランスとなり、ラジオ番組台本や、芸能・教育関係の新聞広告記事を担当。2009年4月からアサヒ・コム(朝日新聞デジタル)に「猫丸」名で宝塚歌劇の記事を執筆。ペンネームは、猫をこよなく愛することから。

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