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最新特集 【インタビュー】ディナーショーでバレエの魅力を伝えたい
宮尾俊太郎座長「Ballet Gents」の5人に聞く

2015年7月3日更新
写真:「Ballet Gents」(左から、栗山廉、益子倭、宮尾俊太郎、福田昂平、杉野慧)=撮影・岩村美佳 「Ballet Gents」(左から、栗山廉、益子倭、宮尾俊太郎、福田昂平、杉野慧)=撮影・岩村美佳

 Kバレエの実力派男性ダンサー5人で結成された注目のユニット「Ballet Gents(バレエジェンツ)」が8月、2回目のディナーショーに挑戦する。メンバーは宮尾俊太郎、福田昂平、杉野慧、益子倭(やまと)、栗山廉(れん)の5人。座長の宮尾いわく「全員Kバレエの中の勢いのある若手だが、『個性はかぶっていない』ところが持ち味」という面々だ。(演劇ジャーナリスト・中本千晶)

 インタビューでは、良き兄貴分である宮尾のもと、のびのびと個性を発揮している様子が伝わってきた。座長の宮尾を、次に年上の福田がしっかり支える。今回のインタビューでは、演技力と色気で勝負の杉野、真面目さゆえにいじりがいもある益子、愛すべき弟キャラの栗山という風に感じられたが、「そういう位置づけは流動的かもしれない」と宮尾。「みんなで鍋に行っても個人プレーヤー。誰も取り分けてくれない(笑)」と冗談混じりに話す。

 昨年春の結成以来、ジェンツでの経験からは、メンバーそれぞれが刺激を受けている。「これまで『自分』優先だったのが、『バレエ』や『Kバレエ』の存在を知ってもらいたいという気持ちのほうが強くなった」(益子)と、視野も広がった。ジェンツでは演出・振り付けも手がける宮尾は「俯瞰(ふかん)で見るようになって、みんなのいろんなところが本当によく見える」、だから「これはもう、自分自身も厳しく引き締めなければ」と、改めて感じるようになったとも。すでに主役経験も豊富な宮尾は、ジェンツでの経験を成長の糧にして欲しいと、メンバーの指導にも余念がない。

 昨年末のディナーショーは、トークや客席へ下りてのパフォーマンスなどディナーショーならではのコーナーに加え、タンゴに挑戦したり、お客さまと一緒に踊ったりするなど、本質のバレエを見せつつもエンターテインメント性の強いものだった。だが、今回の目標は「クラシックバレエの良さをきちんと伝えること」だ。このため既存のバレエ作品や、宮尾振り付けのものでも本格的なクラシックバレエの作品を予定している。多くの方に興味を持ってもらうためにも見やすく楽しいものにしていく必要はあるが、バレエの格調や品位は保っていなければならない。「どこまで崩していくかの『線引き』は、非常にシビアなところだと思います」(宮尾)。また、前回得た経験を生かし、オープニングはお客さまの熱に応えるような勢いのある激しい作品を用意しているという。

 バレエダンサーとしての目標や、次回ディナーショーに向けての課題などを聞いてみると、「いつかは『ジゼル』のアルブレヒトをやれるようになりたい」(杉野)、「ひとつひとつていねいに、目の前にあることをこなして成長していきたい」(益子)、「ドラマチックな役をやりたい。今はロミオとか」(栗山)、「白タイツで踊るような、クラシカルな作品の主役を踊れるようになりたい。でも今は弱点克服のために必要なことを積み重ねる作業で頭がいっぱい」(福田)と、それぞれに率直な答えが返ってきた。

 バレエ界では異色の試みだけに、「線引き」の問題も含めた方向性の模索は続く。だが、「『自分は何者であるか』『何を大切にしているか』という気持ちがブレなければ、何をやっても本当は大丈夫だと思う」という宮尾の言葉の通りだろう。5人それぞれの真摯(しんし)でストイックな語り口からは、「本物」を目指す人たちの「本当のかっこ良さ」が垣間見える、そんなインタビューとなった。

 ※有料ページにはインタビューの全文を掲載しています。ぜひお読み下さい。

〈宮尾俊太郎さんプロフィル〉
 北海道生まれ。14歳よりバレエを始め、カンヌ・ロゼラハイタワーに留学。2004年10月、Kバレエ カンパニーに入団。『ドン・キホーテ』公演で主役デビュー後、頭角を現し、次々と主役の座を射止め、12年10月プリンシパル・ソリストに昇格。「白鳥の湖」「シンデレラ」「ロミオとジュリエット」「くるみ割り人形」「ジゼル」「海賊」「カルメン」など、主要作品で主演を務めている。また、TV・ドラマ・CM・広告・ミュージカルなど各種メディアでも活動の幅を広げている。「キリン氷結」CM、「アナザースカイ」MC、「いっぷく」「はなまるカフェ」「徹子の部屋」「おしゃれイズム」「行列のできる法律相談事務所」、ドラマ「ヤマトナデシコ七変化」他に出演。

(宮尾俊太郎オフィシャルブログ:http://ameblo.jp/shuntaro-miyao/

〈福田昂平さんプロフィル〉
 東京都生まれ。2003年よりKバレエ スクールで学び、09年8月、Kバレエ カンパニーに入団。13年Kバレエ ユース第1回記念公演「白鳥の湖」で主演ジークフリードを熱演し注目を浴びた。「ロミオとジュリエット」のマキューシオ役への抜擢(ばってき)に続き、「カルメン」では主役デビュー、「海賊」のアリ役などで好評を博す。

〈杉野慧さんプロフィル〉
 神奈川県生まれ。2008年よりKバレエ スクールで学び、11年8月、Kバレエ カンパニーに入団。「白鳥の湖」のロットバルト、「くるみ割り人形」のドロッセルマイヤー、「ロミオとジュリエット」のティボルト、「カルメン」のエスカミーリョ、「海賊」のビルバントなど、力強い踊りと高い演技力が必要とされる役を踊り魅了する、演技派ダンサー。

〈益子倭さんプロフィル〉
 埼玉県生まれ。Kバレエスクールを経て英国エルムハーストスクールに留学後、2012年4月、Kバレエ カンパニーに入団。「ロミオとジュリエット」公演ではベンヴォーリオ役、「海賊」公演ではランケデム役に抜擢。切れ味のよいはつらつとした踊りで魅了する。14年1月の新春スペシャルドラマ「眠りの森」(TBS)では柳生耕介役で出演。

〈栗山廉さんプロフィル〉
 北海道生まれ。ベルギー王立アントワープバレエ学校、ルードラ・ベジャール・ローザンヌで学び、在学中にベジャール・バレエ・ローザンヌのヨーロッパツアーに参加。2014年1月、Kバレエ カンパニーに入団。入団して間もなく「ロミオとジュリエット」公演でベンヴォーリオ役を射止め好演を果たす。美しく清潔感あふれる踊りで魅了するダンスールノーブル(高貴な男性踊り手)。15年11月「白鳥の湖」では待望の王子役での主演デビュー予定。

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◆Ballet Gents「サマーディナーショー」
《東京》2015年8月14日(金) パレスホテル東京
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://www.k-ballet.co.jp/news/view/1112

(関連リンク:「Ballet Gents」オフィシャルサイト)
http://www.k-ballet.co.jp/gents/

(関連リンク:「Ballet Gents」オフィシャルブログ)
http://ameblo.jp/ballet-gents/

(関連リンク:「Kバレエ カンパニー」オフィシャルサイト)
http://www.k-ballet.co.jp/company

《筆者プロフィール》中本千晶 フリージャーナリスト。宝塚歌劇に深い関心を寄せ、独自の視点で鋭く分析し続けている。主な著作に『宝塚読本』(文春文庫)、『なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか』(小学館新書)、『タカラヅカ流世界史』(東京堂出版)、『タカラヅカ100年100問100答』(東京堂出版)など。2014年11月に『タカラヅカ流日本史』(東京堂出版)を出版。NHK文化センター講師、早稲田大学非常勤講師。

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