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特集 【プレシャス宝塚】「眠らない男・ナポレオン」新人公演ヒロイン
星組・妃海風インタビュー

2014年1月16日更新
写真:星組新人公演でヒロインを演じる妃海風 星組新人公演でヒロインを演じる妃海風

 宝塚歌劇100年イヤーの第1弾新人公演「眠らない男・ナポレオン-愛と栄光の涯(はて)に-」は、21日に兵庫・宝塚大劇場で上演される。成長著しい礼真琴演じるナポレオンの相手役を務めるヒロインは、礼と同じく5年目の妃海風。同期コンビで、ナポレオン夫妻に臨む。東京宝塚劇場の新人公演は2月27日。

 「(礼としっかり組むのは宝塚音楽学校時代の)文化祭以来です。デュエットした当時の映像には2人で爆笑。ぎこちないし(体が絞れておらず)パンパン。それがまさかこんな大きな舞台で。同期でラブシーン、どうなるんだろ」

 よく笑う。表情も豊か。快活そのもののだ。

 「100周年の1作目。感謝! の気持ちが大きい。いつもの『武士みたいに、命がけでやります』だけではなく、より大切に務めさせていただきたい」

 娘役が武士? しかし、そんな言葉がしっくりくるひたむきさも魅力だ。新人公演ヒロインは12年「めぐり会いは再び 2nd」以来、2回目。昨年はシアター・ドラマシティ公演で、専科スター轟悠、星組の人気スター真風涼帆の相手役ヒロインも経験した。

 今作は、初めて演じる実在の人物。役柄の心中をのぞくような感覚がわき、ワクワクしているという。ナポレオンの心を射止め頂点につくヒロインに対し、「目標に向かって一直線なところに共感する」と話す。

 とはいえ、今回のヒロインは、これまで多く演じてきた役柄とは異なる。

 「今まで、天真らんまん、発散系の役が多かった。でも今回はナポレオンを一瞬でとりこにする大人の女で、強運の持ち主。私には色気がないので、そこをなんとかしないと(笑い)」

 まずは形から入った。「身につけるものから変えていこう大作戦」をとった。

 「ロココ調やフリルの洋服を意識しました。色合いも原色から深みのある色に。香水はバラの香り。ジョセフィーヌっていう香りがあるんです。すると、音楽もクラシック、オペラを聞きたくなってきた」

 今作はオペレッタ形式で進み、歌うナンバーも多い。私生活から、仏皇帝夫人のジョセフィーヌを考えてきた。今作を転機にしたいとの思いがある。

 昨年は「自分の弱さをちゃんと知ることができた」と言う。元トップで専科、劇団理事でもある大先輩の轟からは、多くの激励とともに叱咤(しった)も受けた。それを糧に前を向く。もともと、前向きで好奇心旺盛な少女だった。

 「学生時代は部活動もいっぱいしていました。バンドにダンスに、お菓子作り、バドミントン。でも、バンドって言っても、なんとなくみんなで集まって…みたいな。それが宝塚に入って一転。まさか自分が武士になるとは思わなかった」

 再び出てきた「武士」。その意味は、明快だった。

 「武士って斬り捨て御免じゃないですか。自分に対し、バッサバッサに斬って(ダメ出し)います。己を男だと思って、あはは!」

 100年記念の年、新タイプの娘役が、武士魂で王道の娘役に初挑戦する。【村上久美子】

 ◆ル・スペクタクル・ミュージカル「眠らない男・ナポレオン-愛と栄光の涯(はて)に-」 仏皇帝ナポレオン・ボナパルトの栄光の軌跡を描く。その一方で、妻ジョセフィーヌとの愛、葛藤も織り交ぜ、仏音楽家ジェラール・プレスギュルヴィック氏による壮大なスケールの楽曲で表現する。新人公演の主演は礼真琴。

 ☆妃海風(ひなみ・ふう)4月12日、大阪府生まれ。09年、宙組公演「Amour それは…」で初舞台。星組に配属。12年「めぐり会いは再び 2nd」で新人公演初ヒロイン。昨年春、轟悠主演のシアター・ドラマシティ公演「南太平洋」で初ヒロインを射止め、同年10月の同劇場公演「日のあたる方(ほう)へ-私という名の他者-」でも真風涼帆の相手役ヒロイン。身長164センチ。愛称「風ちゃん」。

「プレシャス!宝塚」は、日刊スポーツ(大阪発行版)に連載中です。

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