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特集 (2)娘役としての有終の美を飾る、蘭乃エリザベート

2014年9月10日更新
写真:「エリザベート」公演から、エリザベート役の蘭乃はな(左)とフランツ・ヨーゼフ役の北翔海莉=撮影・岸隆子 「エリザベート」公演から、エリザベート役の蘭乃はな(左)とフランツ・ヨーゼフ役の北翔海莉=撮影・岸隆子

 エリザベートを演じる蘭乃さんは2010年、花組トップ娘役に就任し、真飛聖さん、蘭寿とむさんの相手役をつとめてきました。当初はまだ幼さが目立っていましたが、公演を重ねるごとに着実に成長。切れ味鋭いダンスが魅力で、特に蘭寿さんとのペアでは、その魅力を最大限に発揮し、“可憐(かれん)な”娘役から“カッコいい”娘役に変身しました。課題だった歌唱力も、ついにエリザベート役をつとめるまでに。事前に不安視された声もありましたが、全く問題はなかったでしょう。

 彼女らしいおきゃんな少女時代から、全身から孤独を漂わせる大人の女性までの変化をごく自然に演じていて、難曲の数々も感情豊かに歌いこなし、一番の見せ場「私だけに」の熱唱には思わず目頭が熱くなってしまいました。蘭乃さんはこの公演で退団となりますが、娘役の集大成として、まさに有終の美を飾っています。

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