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特集 (5)たっぷりテルキタ、最後まで堪能できるショー

2014年11月20日更新
写真:「PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―」公演から、凰稀かなめ=撮影・岸隆子 「PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―」公演から、凰稀かなめ=撮影・岸隆子

 2幕は、グランド・ショー「PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―」。題名のフェニックスは凰稀さんの名前をかけているのでしょうか。サヨナラ公演ではおなじみの藤井大介先生の作品です。トップ就任以降、大劇場では一本ものが多かっただけに、ラストステージではショーをたっぷり堪能させてもらいましょう!

 「伝説の宝鳥」のシーンでは、不死鳥フェニックスを盗もうとする怪盗カナメール(凰稀)が、牧師、石油王、シェフ、老人、さらにスリットが深く入ったドレスを着こなす美女などに次々変身し、コミカルな場面で客席も大盛り上がり。ここでも、緒月さん扮する刑事キタロールと同じ衣装で踊るシーンがあり、テルキタ要素もふんだんに盛り込まれています。

 最後の群舞の後、一人残った凰稀さんの背後の大階段に「OUKI」「KANAME」「PHOENIX」と電飾文字が浮かび上がるドラマチックな演出も。退団を意識した歌詞の曲も多く、ファンならずとも涙を誘われるのではないでしょうか。

 いったん緞帳(どんちょう)が下り、フィナーレの幕が上がると、朝夏さんと実咲さんが2人でエトワールを務め、次期トップコンビのシーンで締めるのも粋な試みでした。

 それにしても一番印象に残ったのは、やっぱり「テルキタ」。芝居もショーも、最後まで徹底したコンビ展開が、今の宙組らしさを象徴していたかもしれません。

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◆「白夜の誓い ―グスタフⅢ世、誇り高き王の戦い―」
《宝塚大劇場公演》2014年11月7日(金)~12月15日(月)
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/403/index.shtml

《東京宝塚劇場公演》2015年1月2日(金)~2月15日(日)
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/398/index.shtml

《筆者プロフィール》さかせがわ猫丸 大阪府出身、兵庫県在住。全国紙の広告局に勤めた後、出産を機に退社。フリーランスとなり、ラジオ番組台本や、芸能・教育関係の新聞広告記事を担当。2009年4月からアサヒ・コム(朝日新聞デジタル)に「猫丸」名で宝塚歌劇の記事を執筆。ペンネームは、猫をこよなく愛することから。