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特集 【公演評】星組バウ「アルカサル ―王城―」
華は大きな武器、少女漫画の世界を見事に再現

2014年12月17日更新
写真:「アルカサル -王城-」公演から、エンリケ役の十碧れいや(右)とドン・ペドロ役の麻央侑希=撮影・岸隆子 「アルカサル -王城-」公演から、エンリケ役の十碧れいや(右)とドン・ペドロ役の麻央侑希=撮影・岸隆子

 星組公演のバウ・ロマン「アルカサル ―王城―」が、宝塚バウホールで上演されました。青池保子さんの人気コミックを原作にしたミュージカルで、1人の王子と1人の庶子が権力を争う物語を、十碧れいやさんと麻央侑希さんがダブル主演で挑みます。(フリーライター・さかせがわ猫丸)

 14世紀のスペイン、カスティリア王国。国王のアルフォンソ11世には王妃と1人の王子ドン・ペドロがいたが、常にそばにおき愛されていたのは妾(めかけ)とその息子エンリケだった。だが国王の死去で、ドン・ペドロが即位したことから、2人の境遇が逆転する――。

 権力の持つはかなさと人間の痛ましさを描き出す歴史ドラマは、全13巻に及ぶ長編ですが、今回はドン・ペドロとエンリケの抗争の始まりがクローズアップされています。

 十碧さんと麻央さんはマンガの中からそのまま飛び出してきたかのような美しさで、宝塚ファンのみならず、原作ファンにも喜んでもらえたのではないでしょうか。

 ヒロインには、次期トップ娘役就任が決まった妃海風さん。ドン・ペドロの侍女としてつかえながら、秘めていた恋心がやがて成就する役どころをしっとりと演じています。時の流れで権力があちらこちらに動き、醜い心に翻弄(ほんろう)される人々の中で、唯一、心があたたまるシーンとなりました。

 宝塚歌劇らしい豪華なコスチュームプレイで、少女漫画の世界を見事に再現する十碧さんと麻央さん。その抜群のスタイルと、まぶしいまでの“華”は、タカラジェンヌにとっての大きな武器だと改めて気づいた公演でした。

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◆バウ・ロマン「アルカサル ~王城~」
《宝塚バウホール公演》2014年12月4日(木)~14日(日)
※この公演は終了しています
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/14/star_bow_alcazar/

《筆者プロフィール》さかせがわ猫丸 大阪府出身、兵庫県在住。全国紙の広告局に勤めた後、出産を機に退社。フリーランスとなり、ラジオ番組台本や、芸能・教育関係の新聞広告記事を担当。2009年4月からアサヒ・コム(朝日新聞デジタル)に「猫丸」名で宝塚歌劇の記事を執筆。ペンネームは、猫をこよなく愛することから。