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特集 (3)チャラ男でも凜々しく、イケメン度高まる瀬戸

2015年1月27日更新
写真:「風の次郎吉」公演から、遠山金四郎役の瀬戸かずや=撮影・安田新之助 「風の次郎吉」公演から、遠山金四郎役の瀬戸かずや=撮影・安田新之助

 そんな愉快な仲間たちのところに訪れた金四郎は、絵に描いたような色男。長い髪と上品な着流し姿が、スマートな瀬戸さんに憎いほど似合っていて、イケメン度が何倍にも高まっています。かぐ庵の娘たちがキャーキャー言うわ、堀田けいも一目ぼれするわで、思わず一緒にうっとりしそう。チャラ男と呼ばれながらも、三郎太の事件を追い、やがて鼠小僧とも対峙(たいじ)する凜々(りり)しさは、さすが“遠山の金さん”。桜吹雪の御開帳はありませんが、フィナーレナンバーでそれを象徴した振り付けがあり、ここでも期待は裏切りません。

――人は殺(あや)めないはずの鼠小僧が、殺人容疑で逮捕!? だがこれはすべて石川の罠だった。遊郭の男衆・勇人(柚香)を鼠小僧に化けさせ、小松屋(紫峰)のライバル橋本屋を殺害。現場に三郎太のてぬぐいを落として犯人にでっちあげ、鼠を捕まえた石川は出世、小松屋の商売は安泰、という仕組みだ。なぜ犯人は三郎太でなければいけなかったのか。そこには、さらに深い理由が隠されていて……。

 石川&小松屋のペアは、時代劇における悪役の見本でした。石川を演じる鳳さんはふだんの愛らしさは封じ込め、冷酷無比な悪代官へと徹底的になりきっています。紫峰さんの小松屋はオネエまじりなのがよけいに恐ろしく、口調とは裏腹にビシバシ竹刀を振るい、三郎太への拷問も容赦がありません。

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