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特集 (4)柚香のナポレオンはインパクト抜群の華やかさ

2015年3月27日更新
写真:「カリスタの海に抱かれて」公演から、左からナポレオン役の柚香光、シャルル役の明日海りお、ロベルト役の芹香斗亜=撮影・岸隆子 「カリスタの海に抱かれて」公演から、左からナポレオン役の柚香光、シャルル役の明日海りお、ロベルト役の芹香斗亜=撮影・岸隆子

 そして今、花組で最も勢いに乗る柚香さんは、なんとナポレオン役です。物語もかなり終盤になってから軍服姿でさっそうと登場するのですが、インパクト抜群の華やかさは、まさに宝塚スターになるべく生まれてきたかのよう。若い設定で明るさを弾(はじ)けさせていますが、時々大物感を出そうとするところがややアンバランスに見えたかも? でも、こうして試行錯誤し経験を積みながら演技力も磨き、大きく成長していくのでしょうね。

 フランス革命を前に、明日海さんと芹香さん、柚香さんが並んで踊るシーンは、「これが新生花組だ!」と象徴するようで、とてもまぶしく感じました。

 脚本を担当した大石さんはご自身も宝塚ファンで、“自分がファンとして見たい怒濤のラブストーリー”を描きたかったとのことですが、その思いは客席へしっかり届いたのではないでしょうか。アリシアがシャルルを送っていく途中、森の中で2人の気持ちが高鳴っていく様子にロマンチックな歌が重なり、スモークの中、幻想的なダンス……確かに宝塚ファンのハートにど真ん中ストライクです。シャルルとロベルトの友情も、恋の三角関係も、最後に大団円となる展開も、すべてが王道ストーリーで“ツボ”を押し続けられ、非常に満足度の高いオリジナル作品でした。

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