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特集 【トピックス】「国立モスクワ音楽劇場バレエ」
「エスメラルダ」「白鳥の湖」、劇場オーケストラと来日公演へ

2015年4月23日更新
写真:提供・キョードー東京 提供・キョードー東京

 国立モスクワ音楽劇場バレエ団が、5年ぶりに東京文化会館 大ホールで来日公演を行う。劇場オーケストラも来日し、総勢150名で贈る舞踊スペクタクル。ブルメイステル版「エスメラルダ」(全3幕)と、ブルメイステル版「白鳥の湖」(全4幕)を上演する。両作品ともにドラマ性がありわかりやすく、初めてのバレエ鑑賞には最適の作品だ。

 「エスメラルダ」は、ビクトル・ユゴーの小説「ノートルダム・ド・パリ」が原作の、麗しきジプシーの踊り子エスメラルダと彼女をめぐる男たちの物語。ブルメイステルはこれにエスメラルダの出生の秘密にまつわるエピソードを加え、愛、嫉妬、欲望、裏切り、心の叫びを描き出す。世界でも全幕は滅多にお目にかかれない名作。

 そして、いくつもの版がある「白鳥の湖」。ブルメイステルはオデットが白鳥に姿を変えられる序章場面と、愛の力で人間に戻るという終結場面を導入。また、物語色が濃いチャイコフスキーの書いた曲の構成を復活させ、曲の順番を出来る限りオリジナルに戻し、物語をわかりやすくした。特に黒鳥が王子をだます第3幕は注目だ。衣装、照明、舞台全体を計算し尽くした構成で、たたみかけるように物語が展開する。パリ・オペラ座でも採用された「白鳥の湖」の傑作だ。

 バレエ大国ロシアで、国立モスクワ音楽劇場バレエ団が他と違うのは、マーロン・ブランドやアル・パチーノも習得した演技理論 ”スタニスラフスキー・システム”に基づき、「ダンサー=俳優」の理念を掲げ、踊りだけでなく、登場人物になりきった俳優としての表現力をダンサーに求めていることだ。原作やバレエを知らない人でも内容がわかるようにストーリーを重視している。ブルメイステルの名作、愛がテーマの「白鳥の湖」とサスペンスあふれる愛憎劇「エスメラルダ」は同劇場の特徴を最も表す代表作。ダンサーと共に来日する専属オーケストラが奏でる音楽、緻密(ちみつ)で洗練された衣装と舞台美術とともに、「ダンサー=俳優」が織りなす濃厚なドラマに浸ってみてはいかがだろう。(編集・ウエストプラン)

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◆スタニスラフスキー&ネミロヴィチ=ダンチェンコ記念
「国立モスクワ音楽劇場バレエ」
《東京公演》2015年5月20日(水)~24日(日) 東京文化会館 大ホール
※5月20・21日「エスメラルダ」/5月23・24日「白鳥の湖」
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://www.kyodotokyo.com/mamt