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特集 (3)強く美しく変化していく霧矢のアルドンザに共感

2015年9月16日更新
写真:「ラ・マンチャの男」シアターBRAVA!公演から=東宝演劇部提供 「ラ・マンチャの男」シアターBRAVA!公演から=東宝演劇部提供

 新キャストのアルドンザ役・霧矢は、宝塚歌劇在団中から演技力、歌唱力に定評があり、劇中の曲でも、男に立ち向かうべく力を込めた低音でも、柔らかく女性らしい高音でも聞かせてくれる。アルドンザもあばずれ女でありながら、キホーテの言葉で強くなり、“あるべき姿”のために戦う様を見せる。誰かに認められ、強く美しく変化していくアルドンザの姿に、特に女性は共感を覚えるだろう。駒田や上條ら常連キャストをはじめ、新キャストのラフルアー宮澤エマ、宮川浩など、周りを固める役者たちも息ぴったり。幸四郎を中心に、カンパニーとしての強度の高さも見せた。

 優しく背中を押してくれる楽曲「見果てぬ夢」など、美しい曲の数々が耳に残る。観劇後は自然にスッと胸を張るような気分になれるステージだった。

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◆ミュージカル「ラ・マンチャの男」
《大阪公演》2015年9月2日(水)~21日(月・祝) シアターBRAVA!
《長野公演》2015年9月26日(土)~28日(月) まつもと市民芸術館
《東京公演》2015年10月4日(日)~27日(火) 帝国劇場
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://www.tohostage.com/lamancha/index.html

《筆者プロフィール》黒石悦子 兵庫県出身。情報誌の演劇担当を経て、フリーライターに。演劇、映画などエンタテインメントを中心に、雑誌やWEBなどで執筆。グルメや街歩きスポットなどの取材・執筆も行う。