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特集 (1)過去を思い起こす作業はやめようと思っています

2016年5月20日更新
写真:霧矢大夢=撮影・Y.OZAKI 霧矢大夢=撮影・Y.OZAKI

――2013年に初めて「マイ・フェア・レディ」にイライザ役で出演されました。今回、霧矢さんにとって再演になりますが、決まった時の感想は?

 普通に、「あっ、やるんだな~」と、特に驚くこともなく思いました。この作品は、ずっと上演し続けられている作品なので、13年の公演の時に、またやれるのかな~と、自然とそんな会話を出演者の方々としていたんです。自分が出演するとかしないとか関係なく、やっぱりまたやるんだな~と思いました。

――ごく自然な感じで受け止めたんですね。

 そうですね。その中で、またイライザ役を演じられることは、とても光栄です。

――同じ作品に同じ役で出演することは、どういう気持ちなんでしょうか?

 私にとって初めてなんです。違う役で再演ものに出演することはあったのですが、同じ役で出るのは初めてなんです。今は、お稽古に入ってから、自分がどんな風に感じるのかなと楽しみではあるんですが、ただ、新鮮な気持ちでいたいですし、前回より成長していたいなと思っています。キャストも、新しい方もいらっしゃいますがほとんど変わらないので、新鮮な気持ちで取り組む覚悟を持たないといけないですし、慣れてはいけないという気持ちはあります。

――覚悟ですか?

 まだ、お稽古が始まっていないので、稽古場に立った時にどう感じるかは、これからですが、なんとなく今思っているのは、前回やっていたことを思い出す作業は決してしたくないなということです。ここはこんな感じだったよね、ではなく、台本をちゃんと一から読み込んでいきたいです。いい意味で忘れているので、過去を思い起こす作業はやめようと思っています。初心に戻ることは大切なので、それはお稽古に入れば自然と感じていくと思うけれど、なるべくフラットな気持ちでいようと思っています。今回、新しい方々とのお稽古が始まって感じる空気感を、ちゃんと感じられるような受け入れ態勢でいたいです。

――なるほど。

 でも、始まってみないとわからないです! そういう風に心がけようかな~、みたいな感じです、今は。お稽古が始まれば、その時々の雰囲気にきっとのみ込まれていくでしょう(笑)。

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