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特集 (2)私自身を見失ってはいけないなと気づき始めている

2016年5月20日更新
写真:霧矢大夢=撮影・Y.OZAKI 霧矢大夢=撮影・Y.OZAKI

――前回は、宝塚退団後初めてのミュージカルでした。以降いろんな舞台に出演されて、今回は違う状況で作品と向き合うことになりますね。

 当時は、宝塚との違いや戸惑いはもちろん、Wキャストも初めてで、必然的に稽古量も半分になりますし、そんな状況で初日が開くという不安……そんなことを感じていました。今回は、稽古量が限られていることも経験として知っていますので、そういうところは、いい意味で割り切って大切に取り組みたいなと思います。

――前回、真飛聖さんとの対談インタビューでは、退団されたばかりの自分が、イライザとリンクするとおっしゃっていました。

 そうですね、当時は新たに女優としての霧矢大夢を形成していく、というところとリンクしていましたね。イライザは、努力してきたことが形になって、自分が変身していくことが喜びです。最初はトントントンとうまくいって、淑女になったけれど、この先になにが待っているんだろうと、ある時にハタと気づいて……というストーリーです。私も女優としていろいろ経験を積んでいかなきゃと思う中、私自身というものを見失ってはいけないなと気づき始めているんですよね。

――それは、今ですか?

 今ですね。もちろんずっと模索し続けているのですが、そんなことを感じる今日この頃です(笑)

――いろんな作品に、幅広い役で出演されて、順調に経験を重ねているように見えます。

 いやいや、まだ経験は浅いです。まだまだ足らないと思っています。

――そうなんですね。宝塚での経験とはまた違うものなのでしょうか。

 そうですね、違うような気がしています。役柄を演じるうえでの経験もそうです。人として、女性として、いろんな経験値がまだまだだなと思うことがあります。だから、なんでも貪欲(どんよく)になってしまいますね。役者として、もっといろんなことを経験したいなと思っています。

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