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特集 (4)上級生に歩み寄って、下級生とつないでくれた

2016年6月10日更新
写真:湖月わたる=撮影・伊藤華織 湖月わたる=撮影・伊藤華織

――緒月さんは水さんの役を新人公演でされていましたよね。

湖月:そういう関係なんだ!

水:そうなんです。

緒月:「スサノオ」のアオセトナなど、やらせて頂きましたね。

――学年は離れていらっしゃいますが、いろいろとご一緒されていますよね。

緒月:本公演でも、ちかさん(水)と絡ませて頂く役が多かったです。

水:絡んでいたね。退団公演もそうだよね。

緒月:そういうご縁があるなと思っています。

水:宝塚時代のことをよく知っていて、「あのとき、ああでしたよね」とか、よく覚えているなと!

緒月:(笑)。

湖月:新公(新人公演)のこととか初めて知った!

水:私のトップ時代を支えてくれていた中堅どころでしたね。

――お互いをどんな風に思っていらっしゃいますか?

緒月:やっぱりすごかったですよ!

水:軍隊みたいだったよね(笑)。

緒月:ご自分が出ているのに、周りをちゃんと見ているんです。同じ場面に出ていたのに、いつ見ていたの!?って。疲れていても、ぽつんとダメ出しを言われたりするんですよ。ご自分の出番直前にいろいろ言ってくださるんです。

水:「わー」と言って、舞台に行っちゃうんだよね(笑)。

緒月:気づいたらすぐに言ってくださるので、私はいつも気を張っていました。出番直前でも、ちかさんが何か言ってくれる気がすると思って。ぼーっとしていると聞き逃してしまうから、新人公演の頃は、ちかさんの後ろによく立たせて頂いていました。いつも、何かにぶら下がるんですよ。「Sカン(S字フック)のここに指を掛けるだけで大分楽になるから」って真剣におっしゃるんです。意味わかりますか?

水:自分ひとりで立っているよりも、ちょっとぶら下がるだけで楽なんですよ。

緒月:(指を1本かける程度に)こんなにちっちゃなSカンなんですよ!

湖月:考えたことなかった……。

水:ない!? 本当ですか?

緒月:私、やめられてからも必ず言ってました。「これ、ちかさんが言ってたから。楽だよ」って。

湖月:やってみる! 今度フラメンコでつらくなったら!

水:やってみて! やってみて!

全員:(笑)。

緒月:本当にちっちゃなSカンですよ!

湖月:Sカンね! 持っていって、ホテルのどこかでぶら下がろうかな。

緒月:(笑)。実際に楽だなと思いましたよ!

水:そうでしょ!?

湖月:本当!? 楽だった?

緒月:ひとりで立っているよりは楽ですよね。

湖月:いい情報をありがとう!

緒月:名言ばかりをおっしゃるんですよ。

――みんなでSカンにぶら下がっていたりして?

湖月:今回はつらくなったらSカンにぶら下がろうか。

緒月:何かに少しもたれかかるだけで楽になるんですよね。水さん面白いなと思っていました。

――水さんは緒月さんの印象はいかがですか?

水:彼女も面白いですよ! ひょうひょうとしていて。「私はバンジージャンプの方がいい」と言うようなノリですね。

緒月:全然、飛びますよ!

水:下級生で学年はすごく違うんですが、上級生に歩み寄ってくれて、下級生とつないでくれていた感じはありましたね。

湖月:やる~♪

水:初舞台なんだった?

緒月:「あさきゆめみし」です!

水:そうだ! 花組時代で、それも一緒だったんだ!

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