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特集 (5)世界中のキラキラを集めても負けない龍の輝き

2016年6月27日更新
写真:「Forever LOVE!!」公演から、龍真咲=撮影・岸隆子 「Forever LOVE!!」公演から、龍真咲=撮影・岸隆子

 2幕のショー「Forever LOVE!!」も、龍さんの魅力が隅々まで発揮されていました。

 オープニングはチョンパの演出で、衣装のピンク色に染まった華やかな舞台が一瞬で目の前に広がります。龍さんのことを語った愛いっぱいの歌詞と心躍るメロディーに、客席のワクワクが止まりません。ピンクのスパンコールが全身に光るジャンプスーツも、龍さんだからこそ似合ってしまう。世界中のキラキラを集めても負けない輝きは、宝塚生活16年間で最高潮まで磨き上げられてきたのです。

 宇月颯さん、紫門ゆりやさん、朝美さん、暁千星さんのダンサー4人と踊るラテンのシーンや、美弥さん、凪七さん、沙央さんが女役となって迫るシーン、少し着崩した黒燕尾のシーンなど、ふだんはシンガーとして名高い龍さんが、この公演では情熱的にダンスを披露しています。

 相手役の愛希さんは引き続き珠城さんの相手役もつとめるためか、トップコンビとして組むシーンがほとんどなく、デュエットダンスもなかったのは少し残念でしたが、アフリカンなダンスで激しく踊る愛希さんは圧巻です。隠れた(?)月組の大黒柱としての存在感を見せつけました。

 月組生全員で龍さんを見送る壮大なシーンでは、同時退団の生徒たちにもソロがあるなど、愛にあふれた構成は最後まで温かい気持ちに包まれました。ラストシーンは黒燕尾の龍さんが1人でステージに立ち、みしめるような時間が過ぎて行きます。

 感傷的になることなく、最後まで明るく、さわやかに駆け抜けたのも、龍さんらしい。暑い季節に合わせたような熱気あふれるサヨナラ公演で、龍さんのすべてが体感できるステージとなりました。

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◆「NOBUNAGA 信長 ―下天の夢―」「Forever LOVE!!」
《宝塚大劇場公演》2016年6月10日(金)~7月18日(月)
《東京宝塚劇場公演》2016年8月5日(金)~9月4日(日)
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2016/nobunaga/index.html

《筆者プロフィール》さかせがわ猫丸 大阪府出身、兵庫県在住。全国紙の広告局に勤めた後、出産を機に退社。フリーランスとなり、ラジオ番組台本や、芸能・教育関係の新聞広告記事を担当。2009年4月からアサヒ・コム(朝日新聞デジタル)に「猫丸」名で宝塚歌劇の記事を執筆。ペンネームは、猫をこよなく愛することから。