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特集 (5)「宇宙人と交信してるんじゃないか」と思う瞬間が……

2016年7月29日更新
写真:廣瀬智紀=岩村美佳撮影 廣瀬智紀=岩村美佳撮影

――では真面目な質問を。2人で共演するとしたら、どんなお芝居のどんな役をやりたいですか?

太田:ベタなコメディーとか? 小劇場でコメディーをやったら、どうなるのかなというのはあります。

廣瀬:たしかに。太田くんも小劇場の演劇をやっているし、僕もけっこうやってきたから。

太田:そういう空間の中でのシチュエーション・コメディーとか、面白そう。

廣瀬:俺がツッコミをやってみたり。

太田:それで、俺がボケて。いつもと逆にね。アドリブがすごそうだね(笑)。

――アドリブは入れる方ですか?

廣瀬:そんなこともないです。でも、入れたアドリブをちゃんと自分で回収できるポジションにいるときは、入れてみたりします。あとは相手との信頼関係。必ずうまく拾ってくれるから投げっぱなしでも大丈夫な人っているんです。

太田:そんなこと、ちゃんと考えてるの?

廣瀬:いやいや、芝居の中では考える。

太田:ほんとに? いや、普段の思考がちょっとぶっ飛んでいて、常にアドリブみたいなところがあるからさ。カーテンコールで急に意味わかんないことを言ったりするんですよ。まあ、それも面白いんですけどね。

――それは計算じゃないんですか?

廣瀬:カーテンコールは計算じゃないです。話すことがまとまらなくて……頭の中にはあるんですけれど、言葉にできないんです。いつからかわからないんだけど、そうなっちゃった。

太田:何? 宇宙人と会話できるようになったの?(笑)

廣瀬:いやいや、できないよ(笑)。

太田:「どうしたこいつ? 交信しているんじゃないか」っていう瞬間がありますよ。

廣瀬:ちょっと怖くなるよね。

太田:いや、怖いよ! たまにゾッとするから。

廣瀬:(笑)。いつからか言葉が出てこなくなって。

太田:それ、年とったからでしょ(笑)。

廣瀬:それもあるかもしれない(笑)。僕は、たとえば「〇〇的な」とか、そういう言葉が好きでよく使うんですけど……。

太田:意味わかんない(笑)。

廣瀬:「それは合理的だね」とか「今ちょっと利己的になっちゃった」とか。言葉遊びみたいなことがすごく好きだったんです。

太田:自分の言葉の使い方にハマる時があるんだ。

廣瀬:そう。だから、子どもの頃は友だちにあだ名をつけるのも好きだった。でも、いつからか、その遊びがあまり上手にできなくなっちゃった。

太田:それを聞いてどう反応すればいいの?(笑)

廣瀬:(笑)

――「芝居に没頭するようになってから」とか? お芝居は違う人にならなければいけないですよね。そういう切り替えをするようになってから、ご自身の言葉がうまく出なくなったのでは?

廣瀬:確かに。それもあるかもしれないです。

太田:ホントかよ(笑)。

――では、お互いにどんな役が見てみたいですか? 太田さんは廣瀬さんにやって欲しい役は?

太田:うーん……でも、かっこいいところはけっこう見てるから、やっぱり素のダサいところが前面に出る役が見たいですね。

廣瀬:(笑)。素がダサいって言ってる?

太田:かっこいい役より、さらに生き生きするんじゃないかと思うんですけど。

――逆はどうですか?

廣瀬:太田くんの場合も、かっこいいクールな役はもう見ているし、でも、ダサい役もあったし。

太田:別にないんじゃないか? 見たい役(笑)。

廣瀬:だから、言ってみるなら……。

太田:言ってみたら?

廣瀬:言ってみるなら(笑)。完璧な悪役です。

太田:いやいや、それも絶対見たでしょ! 「逆転裁判2」の王都楼真悟とか、あれは完璧な悪役じゃないか。

廣瀬:悪役ですけど、でも、ちょっとイケメンだから。

――イケメン感が出ない役が見たいですか?

廣瀬:そう。悪役でもひげとかめっちゃ生やして。

太田:変装するってこと? それ、俺じゃないじゃん(笑)。

廣瀬:いや、ひげも1年以上伸ばしっぱなしにして、もう本当に役に入り切るような……。

太田:ああ、なるほど。ハリウッド俳優みたいに役のために太ったりしてね。ああ、わかりました、わかりました。

廣瀬:ハンバーガーばかり食べ続けたりして。

太田:役のためにね。わかりました、がんばりますよ。

廣瀬:そう。何もかもがガラッと変わるような、そういう役が見てみたいです。

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