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特集 【インタビュー】舞台「扉の向こう側」出演
壮一帆・紺野まひる・一路真輝、元雪組トップ座談会

2016年9月16日更新

 イギリスを代表する喜劇作家、アラン・エイクボーンのコメディー「扉の向こう側」が11月に東京芸術劇場プレイハウスなど各地で上演される。スターファイルでは、この作品に出演する壮一帆、紺野まひる、一路真輝、の3人に話を聞いた(演劇ジャーナリスト・中本千晶)。

 物語の舞台はロンドンの5つ星ホテル「リーガル」。ホテルに滞在する実業家のリース(吉原光夫)は実はジェシカ(紺野)とルエラ(一路)という2人の妻を殺害した過去を持ち、リースの元に呼ばれたSMクイーンのフィービー(壮)もまた事件に巻き込まれてしまう。身の危険を感じて隣の部屋に逃げようとしたフィービーが開けたドアは、過去へとつながっていた。時を越えて出会った3人の女たちは、結束して自分たちの運命に戦いを挑んでいくことになる。

 3人それぞれの役について、まず一番「そのまんま」と評されたのが、一路演じるしっかり者のルエラ。いっぽう壮が演じるフィービー役はSMクイーンでありその衣装にも興味津々だ。最初は「大丈夫かしら?」と思ったというが、他の2人からは「性格はまっすぐな役だから大丈夫」と励まされていた。また、紺野演じるジェシカは唯一、若い時とその20年後という、二つの年代を演じるというところが見どころだ。

 壮、紺野、一路の共通点といえば宝塚出身、しかも3人とも同じ雪組でトップスター、トップ娘役を務めたことがある。ただし在団期間はすれ違っており、ちょうど一路が退団した1996年が壮と紺野の初舞台の年にあたる。

 したがって壮と紺野にとっての一路は「雲の上の人」だったはずだ。ところが、この作品の取材などを通じて「一路さんの新たな一面を知った」という2人。「思っていた印象とまったく違う方でした!」という後輩たちの率直なコメントに一路も大笑い、このインタビューを契機に一気に打ち解けた様子だった。

 作品や役作りに関することのほか、3人の共通点である「雪組」についてもいろいろと聞いてみた。3人の中でただひとり、花組と雪組の2組に在籍したことのある壮は、組替え経験者だからこそ客観的にわかる「雪組独特の空気感」について語り、生粋の雪組っ子であった一路と紺野が興味津々で耳を傾ける一幕もあった。

 芝居好きな人が多いと言われる雪組ならではの思い出話、「日本物の雪組」ならではのエピソードについても話に花が咲いた。宝塚卒業後20年になる一路は、今なお雪組ならではの伝統が脈々と受け継がれていることに対してうれしそうな様子で話に耳を傾けていた。

 ドタバタ喜劇ではなく、あくまで「おしゃれなコメディー」としてお見せしたいと意気込む3人。一路が「100本ノックしようね!」と言えば、「ついていきます!」と2人が応える。雪組出身の3人の結束ががっちり固まったインタビューとなった。

※有料ページでは、インタビューの様子をさらに詳しくお伝えします。ぜひご覧下さい。

〈壮一帆プロフィル〉
 1996年宝塚歌劇団入団。2012年雪組トップスターに就任。洋物の美しさはさることながら和物でもその特質は際立ち、「和物の雪組」を継承。14年「一夢庵風流記 前田慶次」で宝塚歌劇団を退団。退団後、「エドウィン・ドルードの謎」「Honganji ~リターンズ~」に出演。来春には「細雪」の出演が予定されている。

(壮一帆オフィシャルファンクラブ:http://kazuho-so.tumblr.com/

〈紺野まひるプロフィル〉
 1996年宝塚歌劇団入団。2002年雪組娘役トップスターに就任。同年「追憶のバルセロナ」で退団。退団後は、NHK連続テレビ小説「てるてる家族」に出演するなど、テレビドラマへと活躍の場を広げる。最近の主な出演作は、「ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~」「好きな人がいること」など。本作が7年ぶりの舞台出演となる。

〈一路真輝プロフィル〉
 1982年宝塚歌劇団入団。93年雪組トップスターに就任。在団中は「風と共に去りぬ」「ベルサイユのばら」など話題作に出演。96年日本初演となる「エリザベート」で退団。退団後は舞台を中心に活躍。最近の主な出演作は、「ガラスの仮面」「ブラックメリーポピンズ」「シャーロック ホームズ2 ?ブラッディゲーム?」「スワン」など。96年第22回菊田一夫演劇賞、04年第12回読売演劇大賞優秀女優賞受賞。第37回松尾芸能賞受賞。

(一路真輝オフィシャルブログ:http://ameblo.jp/ichiro-maki

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◆舞台「扉の向こう側」
《兵庫公演》2016年11月11日(金)~13日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
《東京公演》2016年11月16日(水)~23日(水・祝) 東京芸術劇場 プレイハウス
《名古屋公演》2016年11月28日(月) 青少年文化センターアートピアホール
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
https://tobira-no-mukogawa.amebaownd.com/

《筆者プロフィール》中本千晶 フリージャーナリスト。宝塚歌劇に深い関心を寄せ、独自の視点で鋭く分析し続けている。主な著作に『宝塚読本』(文春文庫)、『なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか』(小学館新書)、『タカラヅカ流世界史』『タカラヅカ流日本史』(東京堂出版)など。2015年10月に『宝塚歌劇は「愛」をどう描いてきたか』(東京堂出版)を出版。NHK文化センター講師、早稲田大学非常勤講師。

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