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特集 (4)今ここでしかできないことを120%でやるだけです

2016年11月7日更新
写真:渡辺大輔=岩村美佳撮影 渡辺大輔=岩村美佳撮影

――テニミュ(ミュージカル「テニスの王子様」)の頃から同じ舞台に立たれていて、最近は大きなミュージカルでのご活躍も多いお2人ですが、どうなのでしょう? お互い「成長したな」と感じられますか?

渡辺:成長しなきゃダメでしょう! この世界って舞台でも映像でも、自分がどう主張するかで全然変わってきますし、それを見た方がどう思うかも自由なので、今ここでしかできないことを120%でやるだけです。

 「1789」で、第二の青春ともいえる時期を共に過ごしたメンバーと再会したわけですが、テニミュ時代はバカをやっていたのが、大きい舞台に立って、挫折や失敗をして、悔しさを知ると、やっぱり人間強くなるものだなと思いました。同じ革命家だった(古川)雄大が稽古場で正直に「それ、わかりません」って、でかい声で言ったんですよ。だいたい若いうちってカッコつけたがって、ちょっと何か言われたら「どうしてみんなの前でダメ出しされなきゃいけないんだよ」とムッとして顔に出ちゃったりするんですよね。でも、そこで自分をさらけだした雄大は大人になったなと思ったし、そういうちょっとした部分でヒロにも「あっ、成長してるな」と思うことがあったんです。

 俺、今回は年下年上関係なく盗みまくろうと思っています。もう「嫌なやつ」と言われるぐらいにね。それで自分なりのいいティボルト像を作れたら、「こんなこともできるんだな」とお客さまが言ってくださるかもしれない。見ていただいて、評価が返ってきて、成長したのかどうかが初めてわかるんです。成長してなんぼですから、とにかく向上心を持って楽しくやりたいです。

広瀬:楽しくね!

渡辺:そう、やはり題材が題材だから、やっている側は楽しく、ね。やっぱりお客さまも楽しめないと、っていう部分もあるし。

――広瀬さんから見て、渡辺さんは変わりましたか? テニミュ時代から?(笑)

広瀬:もちろんですよ。やっぱり胸板が……。

渡辺:バカやろう(笑)。そこだけになっちゃうじゃないか。

広瀬:(笑)。やっぱり大ちゃんも成長していると思いますし、僕自身もそうでありたいですね。さっきの記者会見ではうまく言えませんでしたが、2017年にできるティボルトは、その時にしかできないものだと思うんです。過去の作品を振り返っても、もちろん今はできるようになったこともあるし、逆にできなくなったこともたくさんあります。だからこそ、その時にしかできないことが舞台のだいご味だと思うんです。

――できなくなったことって何ですか?

広瀬:実際にこれだと言うのは難しいですが、やっぱりその瞬間にだけ生まれるものってあると思うんです。僕は今年31歳になりますが、20代にやっていたことを今やったら、何かが違うと思うんですよね。それが成長と捉えられるのかは、お客さま次第だし、自分次第でもある。でも、このタイミングでこの作品に出会ってティボルトという役を演じることには、何か意味があると思うので、2017年の1月から3月までの間にしか作れないティボルトをお客さまにちゃんと届けられるように、稽古して作り上げていきたいです。

――私はキャストが発表になったとき「これはWティボルトが一番興味ある!」と思いましたよ。それで、今回のインタビューもお2人でお願いしました(笑)。

渡辺:今までのティボルト像も覆したいですね。お客さまの頭にはそれがあると思うので、「今回の2人のティボルトも、いいじゃん!」と思わせないとダメだし。とにかく気合が入ってます。

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