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特集 (1)パリ初演からわずか1年でのスピード日本初演

2016年10月31日更新

 この「アーサー王伝説」は2015年9月にパリで初演された。つまり、わずか1年余りでの日本初演実現ということになる。パリでこの作品が話題になっているとのうわさを聞いたときから、次にタカラヅカに来るフレンチ・ミュージカルはこれではないかと思っていた。内容的にもタカラヅカにはぴったりだし、何年か後にアーサー王が似合うトップスターが誕生したとき、お披露目公演あたりでやるのではないか、と勝手な予想を立てていた。

 それがまさか1年後にやってくるとは! ここ最近のタカラヅカでのフレンチ・ミュージカル成功の実績があったからこそ実現したスピード初演だろう。ましてこの作品、昨年月組で上演された「1789 ―バスティーユの恋人たち―」(以下「1789」)と同じドーヴ・アチア氏が脚本・作詞・作曲を手がけている。それを同じ月組がやるわけだから信頼関係も十分といったところだろう。

 やはり全編を通じて楽曲が心地よい。ケルト音楽を基調とした物悲しいメロディーと、フレンチロックらしいリズムが絶妙に融合した感じだ。主要な役どころそれぞれに、聞き応えのあるナンバーがあるのもうれしい。個人的には、物語大詰めで「試練」に向き合うアーサーが歌う「残酷な仕打ち」に深く心をえぐられるようだった。

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