マイコンテンツ

ここから本文エリア

お知らせ

WEBRONZA × STARFILE 最新記事はこちら
  • スターファイルは2016年12月1日から、朝日新聞デジタルのサイトWEBRONZA文化・エンタメジャンルに場所を移し、記事を配信しています。これに伴い、11月24日から、過去のコンテンツを全文無料公開しました。12月1日以降は、WEBRONZAの購読・解約ページより手続きをお願い致します。
新着フォトギャラリー
写真 写真 写真 写真 写真 写真

特集 【公演評】ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」
大人の恋模様をじっくり描いた新演出版

2016年11月2日更新
写真:「スカーレット・ピンパーネル」公演から=渡部俊介・岩村美佳撮影 「スカーレット・ピンパーネル」公演から=渡部俊介・岩村美佳撮影

 10月19日、赤坂ACTシアターでミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」が上演された。小説「紅はこべ」を原作とし、フランク・ワイルドホーンによる心躍る楽曲が観客を魅了したミュージカルである。もともとブロードウェーで上演されていたが、日本では2008年に宝塚歌劇団が小池修一郎の演出、星組・安蘭けい主演によって初演、いちやく人気作となった。今回は演出としてガブリエル・バリーを迎え、宝塚版とは違う新バージョンとして上演された。(演劇ジャーナリスト・中本千晶)

 時はフランス革命後の恐怖政治の時代、貴族たちを救い出すピンパーネル団の首領という裏の顔を持つイギリス貴族・パーシーを演じるのは石丸幹二だ。ノーブルな雰囲気と圧倒的な歌唱力がこの役にぴったりはまった。彼の妻である女優マルグリット役に、宝塚時代にパーシーを演じた安蘭けいが挑むのも今回の見どころだ。ピンパーネル団を追い続ける敵役ショーヴランは石井一孝が演じる。

 宝塚版との違いをひとことでいうならば、人海戦術と華やかさで勝負する痛快娯楽劇の宝塚版に対し、大人の恋模様をじっくり描いた新演出版といったところだろうか。パーシーとマルグリット、2人の心がすれちがっていく過程や、マルグリットの過去などもよりていねいに描かれている。

 キャストの歌がそれぞれに聞き応えがある。楽曲はほぼ宝塚版と同じだが、新曲も2曲ある。既存の曲も使われ方や訳詩が少しずつ違うのが興味深いところだ。宝塚版でおなじみの「ひとかけらの勇気」も、タイトルや使われ方が変わっている。

 以下、宝塚版とは一味違う魅力の詰まった舞台の様子をお伝えしよう。

※有料ページでは、さらにくわしく舞台の様子をお伝えしています。ぜひご覧ください。

続き(有料部分)を読む

【フォトギャラリーはこちら】

【インタビュー記事はこちら】

◆ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」
《東京公演》2016年10月19日(木)~26日(水) 赤坂ACTシアター
《大阪公演》2016年10月30日(日)~11月7日(月) 梅田芸術劇場メインホール
《東京凱旋公演》2016年11月24日(木)~29日(火) 東京国際フォーラム ホールC
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://www.umegei.com/the-scarlet-pimpernel/index.html

《筆者プロフィール》中本千晶 フリージャーナリスト。宝塚歌劇に深い関心を寄せ、独自の視点で鋭く分析し続けている。主な著作に『宝塚読本』(文春文庫)、『なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか』(小学館新書)、『タカラヅカ流世界史』『タカラヅカ流日本史』『宝塚歌劇は「愛」をどう描いてきたか』(東京堂出版)など。2016年10月に『宝塚歌劇に誘う7つの扉』(東京堂出版)を出版。NHK文化センター講師、早稲田大学非常勤講師。

バックナンバー

全ジャンルnew 宝塚new 舞台new

2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年

過去記事一覧へ>>