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特集 (1)安蘭のマルグリット、男役として鍛えた腕前を発揮

2016年11月2日更新
写真:「スカーレット・ピンパーネル」公演から=渡部俊介・岩村美佳撮影 「スカーレット・ピンパーネル」公演から=渡部俊介・岩村美佳撮影

 1幕のパーシーは、ほとんどの場面でファッションのことしか考えていない間抜けなイギリス貴族を装っているが、演じる石丸は、そんな役どころをとことん楽しんでいる風だ。それだけに「ピンパーネル団の首領」という本来の姿に戻ったときがいっそう輝いて見える。

 マルグリットは、かつて革命の女闘士だった過去も描かれ、激動の時代をたくましく生き抜く女性だというところが安蘭によく似合っていた。特筆すべきは大詰めの殺陣で、宝塚時代に男役として鍛えた腕前を存分に発揮(しかも二刀流だ)。男たちの誰よりもマルグリットが強かったようにさえ見えた。

 ショーヴランは宝塚版では狂気に走っている男の印象が強く、共感はしづらい役どころとなっているが、今回の石井ショーヴランはより人間味や男の悲哀を感じさせる。マルグリットを思って切々と歌い上げる楽曲も胸に迫る。

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