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特集 (3)見る方々は大丈夫なのかしら?と心配しました

2016年11月11日更新
写真:剣幸=岸隆子撮影 剣幸=岸隆子撮影

――今回の舞台セットは3段になっていて、その前面に映像が映されるという。

 私はまだ実際に見ていないのですが、本番は自分たちが見ることはないので、イメージしながら演じることになります。

――いろんな大陸に行きますが、それらが映像で表現されるんですね

 クローデル自身が外交官として様々なところへ行ってます。各国のいろんなことを、クローデルが取り入れている気がします

――最後は日本でこの本を書き上げられたんですよね。クローデル自身がすごく日本が好きだったのかなと思います。

 日本の能や文化にものすごくドラマ性を感じたんじゃないかなと思うんです。そこから発想を得て、作品にでてくる「人間」は、クローデルの琴線にふれたものじゃないかなと思います。

――見る側も大変です。8時間耐久じゃないですけれど……

 そうです! 見る方々は大丈夫なのかしら?と、自分よりそちらを心配してしまいました。お客様も出演者も、どちらも覚悟がいると思います。でもこの間、9時間のお芝居を見たという方がいらしたんです。疲れることなく、集中して楽しんでご覧になったとおっしゃって。

――そして今回は、京都公演の2公演のみです。見た方は自慢できる作品になるのではないかなと思ったりするのですが。

 そうなればいいですね。「私、あのすごい作品を見たのよ」って自慢できるような作品にならなきゃだめだし、我々はそこを目指して体力をつけて(笑)、頑張りたいと思います。

――演じるプルエーズですが、どう役作りをしようと思っていますか?

 その時その時で自分の心にものすごく正直に走った人だと思うので、いろんな顔をその都度見せなければならないなと思っています。マリア様という信じているものへの道徳心、そこからはみ出た情熱、とても女らしく魅力的で男性から守られたり、また国を守るという強い力も持ちあわせている。決して一つの顔ではないという感覚を今は持っています。2~3ページの長ゼリフの中だけでも、ひとつの物語ができるくらいの感情の変化を、常に表現していかなきゃいけないと思っています。好きな人への愛と国を守らなければいけないというはざまで生きた女性だと思います。

――お稽古中でいろんな顔を作っていく作業が待っているんですね。お稽古が楽しみですね

 ……はい、楽しみです!(笑) できるできないは別として、このプルエーズという女性を演じさせていただける喜びがすごくあります。

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