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特集 (1)年の瀬にシンプルな応援メッセージを

2016年11月18日更新
写真:倉田淳=伊藤華織撮影 倉田淳=伊藤華織撮影

――「DAISY PULLS IT OFF」は9年ぶり3回目の上演です。今、この作品を再演しようと思った理由は?

倉田:年の瀬の上演なので、見ると元気が出る作品を届けたいと思いました。デイジーがさまざまな苦難に打ち勝っていくストーリーは、シンプルな応援メッセージになるのではと思って上演を決めました。

――本作はベテランの役者さんによるMysticチームと、若手の役者さんによるShinyチームによる上演です。この2チームでの上演の意図を教えてください。

倉田:Shinyチームの若い子たちはシンプルに演じることをテーマにしています。Mysticチームはミスキャストチームとかいろんなことを言われているのですが(笑)、いろんな人生経験を経てきた役者たちをキャスティングしているので、味で勝負したいなと思っています。

――そのMysticチームに出演される笠原さん、曽世さん、岩さん。作品の魅力と、9年ぶりにキャスティングされた感想をお聞かせください。

笠原:デイジー役を振っていただいたときの私の驚きようは、ものすごいものでございました(一同笑)。でも、役者はどんな役がきても応えるのが仕事ですし、喜々として演じるのが使命なので、逆に燃えるものはありますね。まさか女子高生を演じる日がくるとは……。

倉田:でも、杉村春子さんが「女の一生」で、80歳を超えても10代の少女を演じていらしたんですよね。役の核と、なぜ登場人物がこのセリフを口にしているかを全部理解しているからできること。今回のデイジーのMysticチームもそこに到達したいなと思っています。これは演劇だからできることで、映画では絶対に無理だと思います。

笠原:映画は無理ですね。たしかに(笑)。

倉田:演劇って何でもありで、どんな風にもできるそのフレキシブルさが素晴らしいし、そこにお客様の想像力が加わってガッチリとした作品になるだいご味を味わっていただきたいと思っています。

――今まではどちらかというと女性役の多い役者さんが演じられてきたデイジーを、今回Mysticチームでは男性役の多い笠原さんが演じることが話題です。

倉田:心情をしっかり伝えられる役者だと思うので、そこを期待してキャスティングしました。

笠原:がんばります!

――曽世さんは9年ぶりの上演について、どんな思いですか。

曽世:演劇ならではの試みだと思います。この布陣なので、何の迷いもてらいもなく、ただそこにいればいいという、役者として幸せな状況ですね。台本を読み直してみると、当時の状況は忘れているんですが、前回も演じたクレアの気持ちはスッスッと入ってきますね。時を経て、もう一度演じさせていただけるのはありがたいなと思います。

――岩さんは、久々のスタジオライフ作品でもあります。

:9年ぶりに「デイジー」を上演するんだと驚きましたが、前回に続いてシビルを演じることになり改めて「お願いします!」という気持ちです。スタジオライフ作品に出演するのは2年ぶりで、その間に自分の中でも変わった部分はあるのかなとも思います。ライフの作品は独特な部分もあり、外部ではスタジオライフとは違ったテイストの作品にも数多く出演したので、その融合がうまくできたらと思います。それと今回は、6人のゲスト(客演)の方を迎えているので、彼らの活力になって、引っ張っていければとも思っています。先陣を切って自分がバカをやって、ダメ出しをいっぱい受けているんですけれども(笑)、稽古場ではとりあえず出せるものを出してみて吟味して、周りの人たちも感化されて盛り上がっていきたいです。シビルは、そういうことができる役なので。

曽世:シビルはどんどん出していって、倉田さんに打ち込んでもらう役だものね。

:はい。だから、今の自分のポジションが、キャラクターにも当てはまったのかなと思っています。

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