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特集 (3)芝居って楽しいなという感覚を共有したい

2016年11月18日更新
写真:曽世海司=伊藤華織撮影 曽世海司=伊藤華織撮影

――デイジーはトリクシー、シビルはモニカ、クレアはアリスと、主要登場人物がみんな2人組で行動するところも女子ならではで、それぞれのコンビの関係性も作品の面白さにつながっていると思います。それぞれ相手の方とはどのようにコミュニケーションをとっていますか?

:モニカを演じる藤原(啓児)さんからは「ついていくよ! だから、好きなようにやって!」と言われています。今回はコンビを組む藤原さんはもちろん、対決する笠原さんも曽世さんもみんな先輩方なので、全員に芝居を受けてもらえるという安心感がありますね。

曽世:名キャッチャーがいるから、伸び伸びできるよね。

:そうですね。まだ稽古が序盤戦なので、藤原さんとまずはアイデアの出し合いっこをして膨らませて、密に作り上げていければと思います。

――笠原さん演じるデイジーの親友、トリクシーを演じられるのは山本芳樹さんです。おふたりは今夏「THREE MEN IN A BOAT+ワン」で見事な掛け合いを披露されて大変面白かったのですが、本作ではいかがでしょうか。

笠原:ずっと一緒に芝居をしている仲なので、今回の作品だからどうということはないですね。どういう風に役作りをしてくるかも、事前にはまったく聞いていないので。現場で見せ合うのが楽しいですね。

――曽世さんは客演の山根大弥さんとコンビを組まれますね。

曽世:私は客演の方とがっつりお芝居をすることが多いんですね。今回も大弥くんと組むのが新鮮だなと思いながらも、ちょっと気になるのは実際の年齢が離れていることですね。自分では全然気にしていないのですが、彼は僕をすごく先輩だと思っているんじゃないかなと。

――稽古場では、おふたりの間にすでに自然な空気が流れているように見えました。

曽世:もっとマブになりたいんですよ。

――客演の方と仲良くなるコツはあるんですか。

曽世:この業界には、現場の空気を作って盛り上げて、若手を引っ張るのが上手な先輩方が多いので、僕もそういう雰囲気を出せたらいいなと思っています。芝居って楽しいなという感覚を共有したいですね。

――それぞれの登場人物の魅力と、演じていて面白い部分を教えてください。

笠原:デイジーは真っすぐさが面白いですね。キッパリしているところが心地良いです。

――スタジオライフさんの作品で、ここまで素直で真っすぐなキャラクターは珍しいですよね。悩める主人公が多いので。

倉田:そうですね。

笠原:たしかに他に思い浮かばない。

曽世:デイジー自ら「無鉄砲」って言ってますからね。スタジオライフの作品で、私は「猪突猛進(ちょとつもうしん)型です」という主人公いないですよ(一同笑)。

笠原:すべてにおいて真っすぐ!と自分で言ってるからね(笑)。真っすぐでいろんな人にぶつかっていくデイジーは、たしかに僕の中でもあまり演じたことのないタイプの役なので、演じていて楽しいですね。でも、デリケートな子なんだなと思います。

倉田:感受性が豊かなんです。

:シビルはデイジーに対して意地悪ですが、本人としては学園を守るという正義感にあふれているんですね。バカではないし、デイジーとは違うベクトルの真っすぐさがある。シビルにはデイジーをいじめているという意識はないんです。一生懸命なんですよ。

――でも、いじめられる方の笠原さんは、いじめられるとイラッとしますか?

笠原:しますね~。僕も初演でシビルを演じたので、気持ちがわかるんですよ。うん、そうなるよね、でもやっぱりシビルってバカだよねって(笑)。

――あれ、やっぱりそうなんですか(笑)。シビルはピュアすぎるゆえにわかっていない部分があるのかもしれませんね。曽世さんは女子高生のクレア、デイジーの母、教師ミス・グランヴィルの3役を演じられますね。

曽世:そうですね。3人の視点から物語を見ることができて楽しいです。クレアは作者の方にとてもやさしく描いていただいていて、みんなが憧れる生徒会長であり、スポーツキャプテンでありながらも、その裏にある弱さをきちんと表現されているんです。その2層構造は演じる方としてはやりがいがありますね。抱えている悩みを表に出せない方はいっぱいいらっしゃると思うので、そういう方の代弁を、役を通してできればなと思います。

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