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特集 (2)透き通るような美しさを際立たせる明日海

2016年11月28日更新
写真:「金色の砂漠」公演から、ギィ役の明日海りお=岸隆子撮影 「金色の砂漠」公演から、ギィ役の明日海りお=岸隆子撮影

 そしていよいよ2幕が、「金色(こんじき)の砂漠」。舞台の幕にゆっくりと歩くラクダが映し出され、開演前から乾いた砂の国を連想させます。幕が上がると砂漠に一人座る明日海さん、プログラムと同じポーズなのが心憎い。真っ白な衣装に身を包み、自らの境遇を憂うかのようなまなざしが、透き通るような美しさを際立たせていました。作・演出は「月雲の皇子」「翼ある人々」「星逢一夜」と次々名作を生み出し、繊細な世界観で女性のハートをがっちりつかんだ上田先生とくれば、期待はいやがうえにも高まろうというもの。

――砂漠の古代王国イスファン。出生を知らない奴隷ギィ(明日海)は、幼い頃から第一王女タルハーミネ(花乃)に仕えている。第二王女ビルマーヤ(桜咲彩花)に仕えるジャー(芹香)、第三王女シャラデハ(音くり寿)に仕えるプリー(瀬戸かずや)と共に、「奴隷は砂や土と同じ」と虐げられながらも、誇りは常に忘れなかった。やがてギィは美しく傲慢(ごうまん)なタルハーミネに恋心を抱くようになるが、ジャハンギール王(鳳月杏)は、北の大国ガリアの王子テオドロス(柚香)をタルハーミネの婿に迎え入れようとしていた。

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