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特集(1)がんばって宝塚OGに声をかけて

2011年1月24日
写真:榛名由梨・汀夏子 撮影・岩村美佳
――「清水次郎長」や「森の石松」、名前だけはよく聞くけれど、どんな人なのかは知らない、という人も増えてきていると思います。恥ずかしながら私もそうだったのですが…今なぜ「次郎長三国志」を宝塚OGで集まって上演してみようということになったのでしょう?
榛名:「ベルばら」の華々しい世界から任侠の世界へというのは、180度のチェンジですよね。でも、私、榛名由梨としては、今だったら清水次郎長もできるんじゃないかって、宝塚の同期生でもある事務所の町田英子社長とは、だいぶ前から話していたのよ。そうしたら、ドラマ・ステーションJAPANの中崎社長が「乗った!」って言ってくださって、じゃあがんばってOGを集めてみようということになりました。
――そして、汀さんに声をかけられた?
榛名:そう、町田英子社長も榛名由梨も、イメージとして最初に頭にぱっとひらめいたのが、汀夏子さん。そうやって宝塚OGに声をかけていったのだけど、中崎社長いわく「舞台に厚みを持たせるためには、男性も必要」ということで、大衆演劇ですごい人気の竜小太郎さんにも出ていただくことになったんです。
汀:他にも男性が7人も出てくださってるので、殺陣にもすごい厚みができてます。いくら男役をしてたからといっても、やっぱり女性だけだと殺され方にも迫力がないですからね。今回3役もなさる竜小太郎さんからは、任侠の世界の所作や話し言葉もご指導いただいて…「あなた」じゃなくて「おめぇさん」とかね。
――私も昨日、映画の「次郎長三国志」を見てみたのですが、次郎長をはじめ清水一家の人たちがみんなカッコ良くて、意外と宝塚の世界にも合ってるんじゃないかな、とも思ったんです。
汀:映画もたくさんあるけど、どれをご覧になった?
――とりあえず一番新しい2008年版のものを。
汀:次郎長と石松はどなたがやってらっしゃるの?
――次郎長が中井貴一さん、石松が温水洋一さんでした。それ以前にも何度となく映画化され、数々の名優の方がやってらっしゃる次郎長と石松ですが、今回お2人はどんな次郎長像、石松像をみせてくださるのでしょう?
榛名:宝塚OGで任侠物だなんて、昔のファンの人からみたら考えられないかもしれない。でも、そういう世界をあえて美化しないで、リアリティを持ってできればと、私自身は思ってます。実際に清水次郎長って方は、人情味があって、堅気の人には優しい、立派な親分だったそうですから。でも、やっぱり喧嘩は好きで、酒も好きでっていう、男の任侠の世界の香りを醸し出せたらっていうのが私の理想ですね。
榛名:役者なら誰しも、「この役はこの人に」って、ぱっとひらめかれるような役者になりたいと思うわけよね。もちろん私もそう。で、汀夏子は…。
汀:「石松」って思ったんですか?(笑)
榛名:そう。で、やっぱり思ったとおり。稽古場でも「これは他の人にはできない」って思われてるのはすごい。私も汀夏子さんから「清水次郎長はショーちゃんにぴったしや」って言ってもらえることは役者冥利につきると、素直にうれしく思います。だけど、清水一家全体として上がっていかなくては、芝居としては全然良くないわけで。
汀:そうそう、そうなの。
榛名:そこらへん、一人ひとりが力を出して、仕事をきっちりやらないとね。

ベルばらから次郎長へ「勢揃い、清水港 次郎長三国志」

【東京公演】
2011年1月21日(金)〜30日(日)、銀座 博品館劇場

詳しくは、銀座 博品館劇場公式サイトへ

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