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特集(6)宝塚の生徒は素直、本気の感想待ってます

2011年1月29日
写真:榛名由梨・汀夏子 撮影・岩村美佳
――最後に、楽しみにしてらっしゃるファンの方々にひとことずつお願いします。
榛名:ただ宝塚のOGが集まって何かやってるのねっていうだけでは終わらない、「宝塚を卒業した人も、これだけのことをがんばってやってるんだ」っていう印象を残していただける舞台にしたいです。みんなとは本当にファミリーだから、一家で力をあわせて、お客さまに「これやったら、また観たい!」って言っていただけるようにしたい。そして、最後は大成功で終われたら、私も幸せです。
汀:ほんとにもう、そのまんまです。やっぱり宝塚って特別な世界だから、中には「宝塚?フンッ」みたいに偏見を持った人もいるけれど、できたらそういう見方はなしにして、一人ひとりの役者のひたむきな姿を観て欲しい。私も今回は、魂をこめて演じきりたいと。だってもう、年齢的にみても、もうこんな役は二度とできないと思うから…冗談で「冥土の土産や」っていうてるねんけど(笑)。それぐらい、命賭けて、命賭けてやりたいと思ってるの。だからその心意気を、皆さんに受け取っていただきたいです。
――私も今日はお話をうかがって、改めて発見したこともいろいろありました。
汀:ぜひ早めに観ていただいて、感想とか、何か気になることがあったら、教えてください。
――えっ? ホントですか?
汀:自分ではがんばってるつもりでも、やっぱりご覧になった人にしかわからないことはあるから、それは言って欲しいんですよ。
榛名:私たち宝塚の生徒っていうのはね、なんぼ年を取っても、ものすごく素直です。アドバイスとか、注意は、欲しいんです。そういうのは聞きたくないっていう人もいるんでしょうけれども、そういうプライドは、ないから。ちゃんと教えてもらって、もっともっと良くなっていきたいっていう気持ち、前向きな気持ちが強いからね。
――じゃあ私、本気で感想をお伝えします!
二人:そうそう、本気でね。
――今日は本当に、ありがとうございました。

    ◇

<インタビューを終えて>
 「ベルばらブーム」直後に初めて宝塚を観た私にとって、お2人は特別な存在。子ども時代に「夢の世界の住人」だった人と直接お会いできるなんてまさに夢のよう!
 …だったのですが、実際お話をうかがってみると、お2人ともバリバリの関西ノリで(笑)、それでいて舞台に賭ける真摯な姿勢はおそらく宝塚時代そのまま。この情熱が「ベルばらブーム」を支え、今に至る宝塚の基礎となったのだなあと、改めて感銘を受けてしまいました。
 榛名さんはとても気さくで親分肌で、まさに次郎長そのもの。「初代オスカル様」「トップスターで初めて髭をつけた人」「宝塚で無法松までやってしまった人」として存じ上げていたけれど、確かにそういうチャンスを引き寄せてしまう雰囲気を持ってらっしゃる方なのだなと、改めて納得。
 そして、宝塚時代「炎の妖精」の異名をとった汀さんは、今なお「炎の妖精」そのままでした…うれしかったです。
 今なお「男役」を愛し、「男役」を演じることに誇りを持ち続けておられるお2人にとって、今回の舞台は「男役」としての集大成になるのでは、という予感がしています。

<インタビュアー・プロフィール>中本千晶(なかもと・ちあき)フリージャーナリスト。宝塚関係の著作に「宝塚読本」(文春文庫)、「なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか」(小学館新書)。スターファイルでも「ヅカ☆ナビ!」連載中。

ベルばらから次郎長へ「勢揃い、清水港 次郎長三国志」

【東京公演】
2011年1月21日(金)〜30日(日)、銀座 博品館劇場

詳しくは、銀座 博品館劇場公式サイトへ

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