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特集(5)チラシのイメージとのギャップを楽しんで

2011年1月28日
写真:榛名由梨・汀夏子 撮影・仲宗根美幸

汀:あの…チラシをみると、ちょっと軽い感じで、女の子がずらっと並んでますでしょ。だから、チラシをご覧になったお客さまは、宝塚OGが集まって、まぁ皆で気楽に何かやるんやろってイメージを持たれるかもしれないと思うんです。でも、違いますから。実際は村上元三さんの小説をもとにきちっと書いてある、深くて、重い作品なんです。

――私も、最初拝見したときは、イベント的なものかと思ったのですが、今お話うかがったら全然違うんだなとびっくりしています。
汀:エライことですよ。殺陣もしっかりあるしね。私もきっちり殺されるし。絶対に満足していただける本になってると思うので、それを、ちゃんとわかって欲しいなと。
榛名:その話からちょっと言わせていただくと、台本できる前のゲラの段階で「ちょっと読んでみてよ」って言っていただいたから、いちおう座長特権で読ませていただいたの。そしたら涙がばーっと出てきたのよ、石松のことを思って。それで、「うわあーっ、これはすごい!」って、唸ったんです。
汀:でも、このチラシみたら「あれ??」って思うでしょ? 私自身がそう思ったから。でも、重みがきちっとあるの。チャラチャラした感じと違うから。
榛名:だから、そこがギャップがあっていいと思うわけ。
汀:逆にね。そのギャップを、本当に楽しみにして欲しいんです。
榛名:観た方はびっくりすると思うわ。
汀:「ここまでがんばってるの?」みたいな。
榛名:私たちみんなが本の中身の重さをちゃんと心に刻んで、それぞれが表現したら、もう絶対大丈夫だって、本読んだときに私は思いましたもの。お客さまには、それをしっかり観ていただきたいって思います。
――今回、お2人とも久方ぶりの本格的な男役ということになると思うのですが、いかがでしょうか。
汀:私はずーっと男役が好きで、宝塚をやめてからも「マリウス」や「回転木馬」で男役をしています。最近はお芝居はあまりないんですけれども、ディナーショーやライブは、男役でやってるし。宝塚のイベントにも呼んでいただいたときも、かつての役になりきりたいし…とにかく汀は男役が好きなんです。
榛名:私も、女優より男優(笑)。髭をつけたおじさんの役もやってるし、宝塚の現役といっしょに松五郎もやってるし(1998年「永遠物語」)。
汀:ショーちゃんはもう、何でもやってるから。
榛名:ジュンコちゃんと同じように、私も男性を演じるっていうことには今だに違和感は全然ないんですよ。むしろそのほうがしっくりくるわ、みたいな。女性を演じるときのほうが、「うわー大変! 足の歩幅をちっちゃくしなきゃ」とか、「可愛い心根のおばさんって、どうすればいいんだろう?」とか、なりきるのにもう必死。
汀:男役をするほうがね、楽ですね。
榛名:ジュンコさんと一緒。男性が横にいても、自分も別に女やと思ってないから(笑)…いや、芝居の中でよ。同志って自然に思ってるから、何にも…。
――さきほども話に出ましたけど、今回は男性相手の殺陣もされるんですよね。それはさすがにお2人とも初めてなのでは。
榛名:そうそう。今、教えていただいてるんだけど、私たちがスッスッとやったら、それにスッとあわせてくださるの。お上手な方とやると、こんなに楽なんだってびっくりしてます。
汀:それでいて、ちゃんとこっちが強そうに見えるようにしていただいて…。
榛名:ありがたいですよ、本当に。今回、殺陣をつけてくだる石松代伍さんは、清水一家に憧れて、石松に憧れてるから、芸名が石松なんです。そのくらい思い入れが強い方が今、立ち回りを一生懸命指導してくださってる。だから私たちも、その期待に応えなあかんって思います。

ベルばらから次郎長へ「勢揃い、清水港 次郎長三国志」

【東京公演】
2011年1月21日(金)〜30日(日)、銀座 博品館劇場

詳しくは、銀座 博品館劇場公式サイトへ

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