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特集(4)ブランクのある人も含めて、皆で力を合わせて

2011年1月28日
写真:榛名由梨・汀夏子 撮影・仲宗根美幸
――今回、共演者の方々がすごい豪華ですよね。それこそ、お2人が宝塚でトップスターをされていた時代にトップ娘役だった東千晃さんが次郎長の奥さんの役だったり、歴代のトップスターだった方が、次郎長一家ではまだまだ若造だったりします。
榛名:みんな宝塚辞めてからそれぞれの場所で活躍して、多少は成長したりもして、お互い尊敬し合える人が集まってる、そんな感じがする。もちろん、同期生の郷ちぐささんとか、秋篠美帆さん、美雪花代さんなど、なかにはブランクのある人もいますけど。でも、皆で力を合わせてひとつのものを創り上げるんだっていう意気だけはすごいのよ、宝塚の人は。だから、きっといいものができるって、私は信じています。
――懐かしの方から、ついこの間まで宝塚で活躍しておられた方まで、年代も幅広いですよね。
榛名:先輩たちがウワッといるからね、下級生も「エライこっちゃ」ってお尻に火がついて、「ついていかなくちゃ!」っていう必死さが今、見え隠れしてる。でも、そのなかでも、ジュンコちゃんはね、いつまでたっても若々しくパワフル。年のこといったらアカンけどね(笑)
汀:いわんといて〜! 榛名さんとは同い年なんですけどね。
榛名:でも、ぱっと見、青年の如くでしょ、いまだに。…もう、みんなのなかで一番フレッシュ!
汀:いやいやいや(笑)
榛名:や、ほーんとに。そういう役柄だからかな?とも思うんやけど。やっぱり心情的なものが、いつまでも変わらないなと思って。
汀:嫁にも行ってないし、子どももいないからねェ…もう。
榛名:いやそんなことは別に理由にはならないよ。心根ってやっぱり大事だなと思ったね。
――宝塚時代って、じつはお2人でお芝居されることって、ほとんどなかったですよね。
汀:そうなのそうなの。
榛名:愛読者大会とかね、全組の人たちが出るイベントのときは、一緒なのよ。それで、孫悟空やったことあるよね。私が三蔵法師で。
汀:もう…この榛名さんはね、記憶が途切れなくて。58年前のこともしっかり覚えてるのヨ。
榛名:私、そのときまだ生まれてません(笑)
汀:ゴメン(笑) でも、そのくらいものすごい記憶力。私はね、また、すぐ忘れるタイプなの。「おととい何したっけ?」ぐらい。
榛名:宝塚をやめてからは、OG公演「桜祭り狸御殿」(2001年)が、久方ぶりの一緒の舞台でしたね。ジュンコちゃんはお姫様をやって。でも、絡むのは、あまりなかった。
――お互い、発見とかあります?
榛名:いや、ずっと一緒にやってきたんじゃないかっていうくらい、違和感がないですね。初めてジュンコちゃんとこういう芝居をするんだっていう気がしない。同じ時代に舞台で一緒に戦ってきたっていう、戦友みたいなもんだから。何十年経っても、そこにスッと入り込めるのが、宝塚のいいとこじゃないかなって感じてます。
――汀さんは榛名さんに対して、いかがですか?
汀:私は榛名さんより1年だけ下級生なんですけど、年齢はほとんど一緒じゃないですか。だけど、なんだか頼りになるっていうか、安心するというか。リーダーシップがちゃんと備わっていることに、今回改めてビックリしてます。本当なら自分ももっとしっかりしなければいけないけど…さすがだなぁと思ってますよ。
榛名:みんなに支えられて、ね。
汀:いやそれはお互い様で、もう。
――今回、そのほかの配役も宝塚時代を思い出させてくれます。たとえば、榛名さんが月組のトップでいらしたときの二番手さんだった瀬戸内さんが、次郎長の右腕の大政という役だったりとか。
榛名:そうそう。瀬戸内さんがまた、ピッタリ。まさに片腕。「ああ、大政は瀬戸内さんしかないな」って、それも頭にひらめいたからね。
――そうなんですか!
榛名:そのほかの皆さんも、もちろんぴったりだから。次郎長一家は本当は28人衆なんだけど、今回は、一家のなかでも通り名があって有名な人だけに最小限度で出ていただいているの。だから子分ひとりが三人前四人前がんばってます。言葉も、名古屋弁でしゃべる人もあれば、関西弁でしゃべる人もいるから、みんな一生懸命勉強中です。訛りの違いがあることで、「清水次郎長を慕って、いろんなところから人が集まった」っていう雰囲気が出るでしょ。そこが面白いところよね。

ベルばらから次郎長へ「勢揃い、清水港 次郎長三国志」

【東京公演】
2011年1月21日(金)〜30日(日)、銀座 博品館劇場

詳しくは、銀座 博品館劇場公式サイトへ

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