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特集(5)夫婦デュオ、少しでも長く続けられたら

2011年5月17日

写真:島田歌穂

撮影・岸隆子

――Duoとしての活動とはいつから始められたんですか?

 Duoとしてですか? そうですね。島健とのDuoは結婚してからもう…。

――ということは、1994年から?

 94年から細々と、やってみない?という感じで。ちょっと地味だけど、自分たちだけにしかできない世界なので、やってみようっていうことではじめて。少しずつレパートリーを増やしてきたっていう感じですね。

――ご夫婦で音楽活動をされるっていうのはどういった感じですか?

 島さんと出逢ってからは、音楽活動って言うとほとんど島さんとやっています。Duoにはじまり、もう少し大きい編成のコンサートとか、あと大オーケストラでのコンサートとか、ほとんど島さんのアレンジと音楽監督、演奏をやってもらって…ですよね。ある時期からは舞台、ミュージカルもオリジナルミュージカルも…。島さんも、もともとミュージカルが好きな人なので。だから1年のうちの半分くらいは、コンサートとか舞台で、一緒にやっているような感じ。ありがたいことです、ほんとに(笑)。だからもう家にいながらにしていろんなこと相談し合えますし、ふと気がついたらリハーサルになってたりとか(笑)。

――家で、ですか?

 家で、家で(笑)。Duoのコンサートなんかは、事務所も便利ですよね。ちょっと2人でやっといて、みたいな。曲目も私たちが結局、自分たちで話し合いながら、こうしようか、いや、やっぱりこれはこうだね、とか意見交換しながら、自宅でリハーサルして構成ができていくような形なので、ぶっちゃけて言えば便利(笑)。キチンと言えば、ありがたい、感謝してます(笑)…、っていう感じですかね。

――公私ともに音楽の話が多いっていう感じですか?

 ほんと生活の中に、どこからが仕事で、どこからがプライベートかわからない。全然それがお互い苦にならないというか。だから2人とも休みの時とかは、結局ライブ観に行ったり、何か音楽聴いてたり、映画見たり…。2人でちょっとまとまった休みがとれると、パッとニューヨークへ行っちゃって、10日間行くと、15本くらい見まくっちゃうっていうような…。

――素敵ですね。

 たまたま、そういう感覚がすごく似てたので。ほんとそんな毎日です(笑)

――恋愛が続いているみたいで、いいですね。

 どうなんでしょう(笑)。うちは子供がいないんで、そういう意味ではいつまでも2人の時間っていうのが持てるっていうのは…。子供が欲しかった時期もありましたけど、逆に子供がいない分、やっぱりそういう時間もより大切にお互いいたわりあって…。うち、年離れてるんで。島さん去年もう還暦を迎えたので「あら〜」って、びっくりしちゃってますが(笑)。とにかく大事に大事に、少しでも長く一緒に続けていけたらいいな、と思ってます。

――島田さんは大学でも教授をされていたり、様々な場面でご活動されていますが、今後の島田さんについて聞かせていただけますか?

 今年はけっこう舞台が続いていまして、この後すぐレ・ミゼラブルがあって、終わってすぐビルボードライブ。ビルボードライブは7年ぶりなんですね。ビルボードさんに変わってからは初めてで…。

――ブルーノート時代に?

 ブルーノートの時代にやらせていただいてから7年ぶりになるんです。今度のライブではDuoではなく島田歌穂&島健スーパーピアノトリオとして、4人編成で行います。その後も、夏、秋と舞台が続きます。その間にずっと大阪芸大も通い続けてですね、富田林まで通い続けて…。その間に、できれば被災地で、慰問ライブ的なこと、自分にできること、どういう形が一番いいいのかなと、そんなことも考えています。とにかく、私の名前の中に歌という字が入っているので…これ、本名なんですね。ですから、やっぱり両親が残してくれた、託してくれたものをとにかく声の続く限り歌い続けて、舞台に立ち続けて、与えていただいた使命をを果たし切っていくしかないな、と思っています。

――ありがとうございました。

〈インタビューを終えて〉

 かつて阪神淡路大震災の被災地で過ごした私にとって、音楽は心の復興の1つであった。島田歌穂さんの歌は多くの人の心を揺さぶり、勇気と生きる力を与えてくれる…。その根底にある強い優しさは一体どこからきているのだろう。インタビューの間も、終始、島田さんは皆を和ませてくれた。幼少時代、夢中になった「ロビンちゃん」は、女優である以上に「人間・島田歌穂」として再び私たちの心に住み始める。そして「春〜HARU〜」の訪れとともに、優しいメロディーが私の心に勇気の灯をともしてくれた。(堀内優美)

《筆者プロフィール》堀内優美 フリーライター。73年生まれ。兵庫県・淡路島出身。行政の企画情報課で広報・番組制作に携わった後、フリーアナウンサーに。新聞・雑誌・WEBなどで記事の執筆、コラムの連載をしている。自身の経験を生かした音楽・舞台・映画といったエンタテインメント分野が得意。司会者や民間教育機関の講師としても活動している。

◆島田歌穂&島健スーパーピアノトリオ
《大阪公演》2011年6月27日 ビルボードライブ大阪
詳しくは、イベント詳細ページへ

 (関連リンク:島田歌穂オフィシャルサイト

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