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特集(4)山口「僕の役って、ほんとに孤独なんだなぁ(笑)」

2011年6月4日

司会:山口さんは、今回は、恐るべき枢機卿の役ということで、敵役になるわけですけれど、そのあたり、魅力はどんなところに?

山口:(しばらく沈黙)え〜、昨日の夜まで台本とスコアを見ながら、いろんなイメージをふくらましていたんですけど、今、気づいたんですけど、ほんとにみんな和気あいあいなんですね。ほんとに楽しそうで。ほんとに、いいなぁ〜って。で、ほんとに僕の役は孤独なんだなぁって…(笑)。そういうのもあるんだっていうのを今日、実感して。それはきっと、お稽古が始まって、本番が始まって、ほんとはこういうチャーミングな人たちと一緒に、たわむれていたかったのかなと。みなさんのお話を聞きながら、ほんとに敵役って大変なんだなと(笑)思っています。

司会:日本での初演キャストへの意気込みはいかがでしょうか?

井上:とても光栄なことだと思っています。日本では初めてなので、試行錯誤が続くことは見えていて、大変な部分も多いんですけど、ほとんどの方は初めてご覧になるので、比べられようがないっていうところはありますね。とりあえず現状1位みたいなところはありますからね(笑)。そこは自信を持ってやりたいなと思うし、僕はオリジナルキャストのみなさんはすごいと無条件に思っているので、それを信じてやりたいなと思っています。

司会:橋本さんはいかがですか?

橋本:いま芳雄くんが言われたように、最初にやったら、やったもん勝ちかなという気もしますんで。ただ、いい作品とか大きい作品を残すというのは、それなりの苦労もあると思うし、それを乗り越えたからこそパイオニアって言われるようになると思うんで、残っていくような、伝説を作っていきたいなという気合はあります。

司会:では、石井さんは?

石井:やっぱり初演のキャストっていうのは、七転八倒して作っていくもので、今までもそうやって来たんですけど、この大きな作品でそういう役回りを与えてもらってとてもうれしく、光栄に思っています。さきほど祐一郎さんもおっしゃいましたが、みんな和気あいあいで、…祐一郎さん以外は(笑)。

(山口、反り返って椅子から落ちそうになるほど、のけぞる。爆笑)

石井:いやいや(笑)。

橋本:攻めがきつ〜くなると思うよ、三銃士に対して(笑)。

石井:いやいや(笑)。みんなほんと、和気あいあいで、わくわくドキドキしているので、それをそのままいい形で作品にしていけたらと思っています。

司会:岸さんいかがでしょうか?

岸:オリジナルということではみなさんおっしゃった通りだと思うんですけど、原作のポルトスは見た目が違うというか、10キロ、20キロ、もっと体重を増やさないといけないようなイメージがあると思うので、そのへんをどう自分でこなしていくか、自分なりに変えていけるか、みなさんのイメージを保ちながら、自分らしさを出して行けたらいいなと思っています。

司会:瀬奈さんはいかがですか?

瀬奈:私も、みなさんおっしゃったことと同じなんですけど、いま現在では私しかやってない役というのは、すごく幸せなことだなと思います。そして、私は、今まで宝塚を卒業してからずっとダブルキャストだったので、シングルでさせていただくということも、すごく楽しみがありますし、光栄です。

司会:山口さんにうかがいましょう。

山口:今、みなさんのお話を聞いているうちに、日本初演のオープニングキャストで、マイクをもってみなさんに「オープニングには頑張ります」と言った記憶がわきあがってきて…。でも、やっぱりオープニングまで、ほんとにそうなるかどうかってことが自分の中で確信が持てないっていうんでしょうか、ほんとにオープニングのその瞬間まで、緞帳が下りるまで、お芝居の楽日がくるまで、こういうエネルギッシュな方たちと最後まで時を過ごすことになれればいいな…(笑)と思っている自分に気づいて、枢機卿にしてはちょっと小心者だけど(笑)、そんなことを今、思ってました。

司会:ありがとうございます。もうひとつ、三銃士といえば剣が欠かせないのですが、さきほど立ち回りの話もありましたが、みなさん剣の扱いはいかがなものでしょうかという質問も来ています。

井上:剣の扱いは、ほんと不慣れで、ただ、今まで2回作品でフェンシング…、ハムレットっていう作品とアンナ・カレーニナっていうので、いちおうフェンシングのシーンをやったことはあるんですが、今回はたぶんその比じゃないくらいに戦う場面もたくさんあるし。僕は正直なところ、まだ殺陣の特訓に参加できてないんですよ。幸か不幸か。ちょっと用事がありまして(笑)。ただ、話を聞いていると、次の日というか、次の次の日が一番足が痛いっていうか、年齢的なこともあるのかもしれないですけど(笑)。

橋本:まあね(笑)。

井上:でも、それぐらいハードなことを、みなさんがやられているのは、僕はちょっと遅れをとっているので、ちょっと稽古場に行くのが嫌だなぁと(笑)。でも、なんとか追いつきたいと思いますね。やればできるって信じてます。

司会:では、三銃士のみなさまは?

橋本:僕ら和物では刀を袈裟切りしたりいろいろするんですけど、フェンシングっていうのは基本的に突きなんですよね。そういうところで、昔からチャンバラごっこをしたりしていたのとは全く違う文化を、立ち回りで表現するのは難しかったり、ついつい和物テイストが入ったりしがちなんです。フェンシングって、こう振ると、細いんでしなったりするから、止めてるつもりでもワンッとこっちに寄ってきたりとか、間合いが難しかったりとか、そういうところは気をつけてケガなく、そして、豪快に見えるように訓練をしている最中です。

司会:石井さんは?

石井:僕は今年、フェンシングづいてまして(笑)、1月から3月までゾロ・ザ・ミュージカルという作品でずっとフェンシングをしてまして、フェンシングの個人レッスンに通ったりなんかもして。今、さとしさんがおっしゃいましたように、斬りつけるというんじゃなくて、手首で回しながら突くんですよね。手首で。肘を曲げちゃいけない、平らでいいって感じで、手首だけでやるっていう。どうも日本人のチャンバラごっこをしてきた感じで、肘を曲げて切っちゃうんですよね。そうじゃないっていうか、それが難しくて。でも、だいぶ楽しめるようにゾロ・ザ・ミュージカルでなったんですけど、渥美先生の授業を受けると、全部いままでのなかったんじゃないかっていうぐらい難しくて(笑)、ゼロスタートで頑張りたいと思います(笑)。

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