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特集(3)10年前とは原作へのアプローチに変化が

2011年7月14日

写真:井上芳雄

撮影・仲宗根美幸

――おたべさんからメッセージですが、「かわいいダルちゃんを期待しています♪」ということなんですが。「かわいい」と言われていますが。

 (笑)。今回19才の役なんですよね。だからそう言われても(笑)。実際本読みをしたら、かなりかわいい感じですね。かわいいというか若いなという感じで。若い感じでやったらいいんだろなという手応えはありました。

――かわいいダルちゃんを期待してもらっていいということですよね?

 そうですね。精一杯の若さを(笑)。「テンション上げて行かないといけないな、これは」と思いました。最初は勢いだけで押すような役なので。逆に道ができればそこを突っ走ればいいのかなと思います。

――小凛さんからのメッセージですが、「ガスコンの血気盛んな若者という新しい役にチャレンジされる井上さんを拝見できるのを楽しみにしています。大阪にも来て欲しかった…」と。

 ああ、そうですよね。

――「三銃士をするにあたって、参考にされた本や実際に行かれた場所があれば教えてください」というご質問です。

 フランスは行ったことありますが、ガスコーニュには行かなかったので、参考にする場所はないですね。本は、「ダルタニャンの生涯」という文庫本が出ていて、まだ読んでないんですけど(笑)買いました。演出の山田さんも持っています。それをこれから読もうと思ってますね(笑)。ようするにダルタニャンは実在の人なんですよね。銃士隊も実在して騎士道というのもありました。そういうのを勉強しようとは思ってますね。精神的なものとか、その当時銃士に入るとはどういうことなのか、若者がどういう風に生活して都に出てという、基本的なところを知らないと出来ないので。それを知りたいなと思っています。資料はいっぱいあるんですけれどね。映画、人形劇、原作など。最低限の情報を知りたいなという感じですね。

――原作のある作品をされることも多いと思いますが、文字は読んでも映像は見ないという感じですか?

 今までは、あるもの全て見てましたね。

――そうなんですか!徹底する方だったんですね。

 情報が欲しくて。最初の方は特にそうでしたね。今は、とりあえず準備したりはするんですけれど、原作本を買ってみたりとか。でも読み終えなかった…みたいなタイプです(笑)。10年やってきて思ったのは、あんまり関係ないときも多いな、知っておいた方がいいこともあるけれど、そんなこだわらなくてもいいかなという気がしてきている。ちょっと時間がないことの言い訳もあるんですけれど(笑)。ギリギリのところはやっておきたいですね。

――先程おっしゃっていた精神的なところは知っておきたいけれど、細かくは自分で作ろうといった感じでしょうか。

 今の自分が生きているところと違う部分は学ばないとわからないじゃないですか。どこまで準備しておこうかなと。本当に必要なところは自分で知りたいなと思うときもありますし。あと、役にもよるのかな。実在の人とかは、ある程度知っておいた方が、知らないと失礼かなという気はしますね。

――今回は実在の方だから少し知っておこうと?

 そうですね、あと今の自分の生活とはかけ離れている時代や文化なので、知らないと動けないというのはありますね。

――ひかさんからのメッセージとご質問ですが、「ダルタニャンという今までにない行動的な男子の役、井上さんの幅がまた広がりそうで楽しみにしています。三銃士とのかけあいと剣での殺陣アクションが楽しみです。もちろん、歌も!初日を楽しみにしています! ダルタニャンは実戦では主に戦うのは誰になるのでしょう?ロシュフォール(吉野さん)かな?と想像しているのですが… 」とのことです。

 すごい色んな人と戦うので(笑)、しょっちゅう戦っています。確かにロシュフォールとはメイン的に戦いますし、リシュリュー枢機卿の親衛隊というか祐一郎さん側の人達と戦ったりもしますし、最初は三銃士たちとも戦おうとしたりするんで。血気盛んなのですぐ戦おうとしちゃうところはあると思いますね(笑)。台本を読んでいると、ここもまた戦うんだ!みたいな感じですね。

――日本の今の若者にはない感じですね。

 ないですね。僕にもないですね。そのときの文化というかね、武士に近いんじゃないかと思ってます。「俺の名誉を汚したな」みたいな感じで。でも決闘は基本的には国王に禁止されているんですよね。闇決闘じゃないけどよくやっているんでしょうけど。基本的にやたらめったら剣を抜くものではないという教えですね。国王を守る、自分の良心を守る為に、それが脅かされるときには戦うという感じです。ダルタニャンは最初血気盛んな、売られた喧嘩は買うみたいなところはあるんですけれど、最終的には戦うことが好きなわけではないんだなと思いましたね。出来れば争わない方がいいと思っているみたいですね。そこは僕と一緒かなと思います。

――フェンシングのお稽古はされましたか?

 まだ本格的にはやってないんですが、まだチャンバラみたいな程度で。最初の遊びでやっているシーンをやりましたが。

――いかがでしたか?

 普段の自分とはかけ離れていて、全くそういうことをしたいとは思わないし、いい大人なので。やっているとテンションは上がるなというか。歌いながらやるので大変なんですけど、勢いはありますね。

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