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特集(5)「みんな我が子」、第1関門はクリアかなと

2011年10月5日

写真:朝海ひかる

撮影・小林勝彦

――最後に、朝海さんは、ストレートプレイもあれば、ミュージカルもあれば、ダンス中心の舞台にも出ておられますが、今後のビジョンということでいうと、どういう方向でやっていきたいとお考えでしょうか。

 やはり、私はお芝居が好きなので、お芝居中心にやっていきたいと思っています。

――芝居のどういうところがお好きですか?

 登場人物の1人に集中して演じることができるというのが、ひとつの魅力だと思うし、そこで心の中のぶつかり合いというのはストレートの方が強いと思うので。

――心のぶつかり合いを演じることが楽しい。

 そうですね。

――「みんな我が子」は、すごいぶつかり合いですよね…。原作を読んでみて、朝海さんは、アン役、すごく似合っているような気がします。

 ありがとうございます。

――本を読んでいて、朝海さんの顔が浮かぶというか(笑)。いきなり舞台に出てきた時に朝海さんがいるというか…。自分では思われませんか?

 まだ自分の役として見てないというか、ひとつの小説のように読んでいるので、まだそこまで行ってないですね。

――なんか、当て書きみたいに感じました(笑)。

 そうですか(笑)。でも、ポスター撮りの時、演出のダニエルさんがいらっしゃったんですが、そう言って下さって…。「アンにぴったりだ」って。これから役を掘り下げいきますが、演出家の第1関門はクリアかなと(笑)。

――そうだったんですか(笑)。では「みんな我が子」の舞台、楽しみにしています。

 はい。ありがとうございました。

〈インタビューを終えて〉

 大震災で故郷がずだずたになり、義援金を設立して支援活動を続けながら、いろんなものをいっぱい抱えて秋田の山里で「おもひでぽろぽろ」の稽古を続けた朝海さん。稽古場のまわりの山や川や自然に癒されたという話に、あふれる思いを胸に隠したまま、宮城の方角の山を見つめている朝海さんの横顔が浮かんだ。オスカルが似合う朝海さんは、その時もきっと涙を隠して立ち続けていたに違いない。「涙を背中に流すひと」。そんな風に感じた。(橋本正人)

◆「みんな我が子」
《東京公演》2011年12月2日(金)〜12月18日(日) 新国立劇場 小劇場
《大阪公演》2011年12月20日(火)〜12月21日(水) サンケイホールブリーゼ
詳しくは、公式サイトへ

 (関連リンク:朝海ひかる 公式プロフィールページ

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