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特集「仮面の男」から考える
「タカラヅカらしさって何?」

2011年10月19日

 9月2日に宝塚大劇場で幕を開けた雪組公演「仮面の男」は、これまでのタカラヅカにない場面展開や演出手法により、大きな波紋を呼んだ。そして、「歌劇」10月号の小林公一氏の連載「夢・万華鏡」において、

「雪組大劇場公演『仮面の男』については、多くのお客様から厳しいご意見を頂いた。詳細については次号で述べるが、我々としてもこれを真摯に受け止め東京公演では場面を変更するつもりである」

 と、明記されるという、異例の事態に及んだ。

 東京公演における変更自体は、珍しいことではない。衣装や台詞などが変わることはあるし、まったく新たな場面が増えたり、ラストに死んでしまう登場人物が生き長らえることになったりといった、かなり大きな変更の例もあった。 だが、「お客様の批判の声が大きかったので、変えます」と、変える理由をわざわざ明言したのは前代未聞のことだ。

 通常は、宝塚大劇場での公演を収録して発売される公演DVDも、本公演に限っては東京宝塚劇場にて収録し、東京公演終了後の12月23日に発売予定である。つまり、宝塚大劇場での舞台映像は、観劇した人の記憶の中だけにしか残らないことになってしまったわけだ。

 今回は、こうして幻と化してしまった「仮面の男」の宝塚大劇場公演を、文章のみという制約の中ではあるものの振り返り、「タカラヅカらしさ」とは何なのかについて、考えてみることにしよう。

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