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特集「ロバート・キャパ」
夢とリアルの巧みなバランス

2012年2月29日

 宙組日本青年館公演「ロバート・キャパ 魂の記録」、その魅力にすっかり虜になってしまった(公演は終了)。

 主人公はフォトジャーナリスト。今風の言い方をするならば戦場カメラマンのさきがけだ。衣装も舞台も地味で暗い。タカラヅカワールドの華やかさや、夢々しさが好きな人たちにとっては、期待はずれの世界だろう。

 だが、いざ幕が開いてみると、この一見「タカラヅカらしからぬ」舞台が観客の心をとらえた。その理由をひとことでいうなら、「リアリティのなかに潜む夢」をみることができたからではないかと思う。まるでカフェオレのように、硬派なテーマをほどよい甘口に仕上げたという点では「実はタカラヅカらしい」作品だったのかもしれない。

 今回は、そんなタカラヅカの異色作「ロバート・キャパ」の魅力について解き明かしていくことにしよう。キーワードは、夢の世界と巧みに織り交ぜられた、3つのリアルである。

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