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特集歴史、オペラ、そしてタカラヅカ
「ドン・カルロス」を観て

2012年5月24日

 雪組公演「ドン・カルロス」は、16世紀後半のスペイン宮廷を舞台にした、華やかでドラマチック、そして最後は心温まるコスチュームプレイだ。原作はシラーの戯曲「スペインの太子 ドン・カルロス」である。

 同じ戯曲から作られたものとしては、ヴェルディのオペラ「ドン・カルロ」が有名だ。だが、オペラの「ドン・カルロ」はタカラヅカ版とは似て非なる物語である。ハッピーエンドのタカラヅカ版に比べると、オペラ版では主な登場人物が皆、哀しい運命をたどる。

 さらに歴史にまでさかのぼると、そこには、親子の愛にも恋人の愛にも恵まれないまま、あまりにも早く人生を終えた孤独な王子の姿があった。

 歴史、オペラ、そしてタカラヅカ。これらを対比してみると、「ドン・カルロス」はさらに面白い。また、この話はヅカファンにおなじみ、ハプスブルク家の物語でもあるから、宝塚歌劇の他の作品との関連性も垣間見えてくるだろう。かつて世界史の授業では「???」だった中世・近世ヨーロッパの歴史が、今更ながら、ご贔屓スターの姿とともに生き生きと理解できるかもしれない!?

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