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特集(2)セットの裏から鼻だけちょっと出して

2012年7月30日

写真:「大江戸緋鳥808」に出演する未沙のえる「大江戸緋鳥808」に出演する未沙のえる=撮影・江川誠志

――先程おっしゃっていたお芝居好きのおふたりが、「お芝居の月組」と呼ばれる月組に入られて、下級生時代はいかがでしたか?

未沙:ただの客の役でもすごい楽しんでましたね。

大地:テーブルに座っているだけとかでも、すごくおかしかったね。

未沙:酒場の客ね。設定をその日、その日で変えるんですよ。そういう楽しさでお芝居が好きになってきたのか、好きだからそうなったのかわからないですけれど、それを生きがいにしてましたね。

大地:根底にあるのは、いちびり根性ね(笑)。

未沙:(笑)そうね。一緒やね。

――全てそこに繋がってるんですね。

大地:でもそれを大真面目にやるんですよ。その役としてちゃんとやるんですよね。ふたりとも意外と真面目で。

――何か思い出に残っている役の絡みなどありますか?

未沙:わりと絡んでいたけれど…アホなことしていたのしか思い出さない…(爆笑)。

大地:ここでは言えないことばっかりで(笑)。

未沙:私が花道に立っていて、マミ(大地さん愛称)が王子さまか何かで出てきて、行く瞬間にじゃんけんしてなかった?(爆笑)。

大地:(爆笑)。

――じゃんけん!? すれ違いざまに?

未沙:今の人がしていたら怒られるよね。

大地:鼻だけちょっと出したりとかね。

――鼻だけちょっと出したり!?

未沙:セットの裏からね(笑)。

大地:ちょっとだけ出すの(笑)。

未沙:一度舞台の暗転転換のときにふたりとり残されてね(笑)。トップスターになってからじゃなかった?

(一同「えー!?」)

――トップスターになられてからも変わらず遊び心はもったままで。

大地:さよなら公演までやってましたね(笑)。

――大地さんが退団されるときに、お見送りするときはいかがでしたか?

未沙:もちろん寂しいですし、これから一生出来ないかなと思いましたね。朝、「今日もよろしくお願いします」と挨拶に行って、自分でうるっとなっていました。それをすごく思い出しますね。

大地:袖から私の最後の姿を見てたんですよ。見てるなと思ったら、私が「ブッー」と笑ってしまって。彼女は感無量で、見納めだと思ってうるうる来ていたんですって。それなのに私は、ふざけた顔して何また笑わせようとしてるのって思っていて。

未沙:(笑)。失礼やわ。

大地:立っているだけがおかしいの。

未沙:そんなのしか覚えてないわ。

大地:でも、私がやっぱりトップのときにお芝居をまとめたり締めてくれたのは未沙のえるさんで、ダンスをまとめてくれたのが芹まちかさんで。すごく同期生に支えてもらって。上級生の方たちも本当に可愛がってくださいましたし、あんまり同期が仲良すぎて同期生ガード固いって怒られてたね。

未沙:そう、あったあった。

大地:大地をガードしすぎるって。そんなこともあるぐらい同期に支えてもらってました。

未沙:大地さんが引っ張って行ってくれるからですね。自分の考えやアイデアをもって演出家の先生とかとディスカッションをトップスターのときからしていたし、それはすごいなと思うんですよね。作品をすごく大事にして自分だけじゃなくて作品をいいものにしたい、ということを常に考えてはったんですよ。それが今も続いていてすごいなと思いますね。そういう大地さんだからこそ、私達も皆で「付いていこう!」と。

大地:マヤは集中しているときにねらってゴミを渡してきたりとか。そういうのでカチカチなのをゆるめてくれるんですよね。

――いい合いの手が入るんですね。

未沙:いい合いの手…それを目指さないとな。

――今回の作品ですか?

未沙(笑)。

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