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特集(2)ディートリッヒ自身に力をもらった

2012年12月11日

写真:和央ようか撮影・岩村美佳

――ディートリッヒという女優を演じられて、すごくイメージが変わられたというお話ですが、そのあたりはいかがですか?

 私たちからみると、「白黒の時代」の方じゃないですか。写真の印象がとても強くて、まさに銀幕のスター。神秘のベールに包まれた、人間離れした人だととらえていたんです。でも、彼女のことを色々と勉強したり、実際にお芝居をさせていただいてからは、とても人間らしくて聡明で、色々なことにぶつかりながらも、自分を信じて一生懸命生きていった素敵な女性だなと思いました。この役をやりながら彼女自身に力をもらったような気がしたので、そのエネルギーを観に来てくださった方にもお伝えできて、皆さんが日々の生活で悩んだり、ぶれたりするときに、勇気づけられたらいいなあと思ったりしますね。

――様々なディートリッヒのエピソードのなかで、和央さんがとくに共感するのはどんなことですか?

 とくにこの事件というのはないんですけど、常に心の中の葛藤がありながらも、たとえ回り道でも、周りから理解されなくても、自分の進む道を信じて歩んだ女性だなという印象を、彼女の人生全体を通して感じます。

――彼女に関わる人も、男性女性ともに、とても個性的な人が多いですが、共演者の方とのエピソードなどは?

 皆さん、リアルにその役の方のようにみえるのがすごく面白いなと思います(笑)。今さんと鈴木さんは前回もご一緒させていただいたんですけど、荻野目さん、新垣さん、姜さん、今井さんとは初めてで、みなさん正面からぶつかってこられるので、本当に頼もしいし、いいカンパニーです。色々とびっくりすることもありますが…。

――ぶつかられて、びっくりとか?

 そう、それぞれの方との場面があるんですが、皆さん、その場面にすごいエネルギーをもって来るので、それにすべて対峙していく私って大変!と思って(笑)。でも、私も負けないで、全部の場面で同じだけのものを返したいと思ってるんですよね。もし、それがちゃんとできたら、その強さがディートリッヒの強さになっていくんじゃないかな、と。

――ちょうど「リリー・マルレーン」の曲が流れてきたのを聴きましたが、歌はいかがですか?

 音楽監督の福井小百合さんが新しく作ってらっしゃる曲が、お芝居にぴったりなんです。また、前回も「リリー・マルレーン」や「花はどこへ行った」は歌ったんですけど、今回はさらに、ディートリッヒが本当に歌っていた曲を何曲か、映画のシーンやコンサートのシーンに散りばめてあったりします。ピアフの持ち歌として有名な「ラ・ヴィ・アン・ローズ」も、ディートリッヒも歌っていたということで、歌わせていただきますし。本当に素敵な曲が多いなあと思います。

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