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特集(4)被災地の方々の思いを共有したい

2012年12月11日

写真:和央ようか撮影・岩村美佳

――震災の話も出ましたが、「WAO HOPE & WISH基金」も作られて、復興支援に力を入れていらっしゃいますが、そのあたりのお話もお願いできますか。

 311の後、何かしたい…何もできないけれど、何かやらなきゃいけないと思っていたときに、ファンの方たちからも「同じ思いだけど手段がない」というお話をよく聞いたんです。それなら私一人というより、私と私を応援してくださっている方とで、小さな力をちょっとでも大きくして、何か力になれたらいいなと思って始めました。

――具体的にはどんなことを?

 私らしい、そして、私を応援してくださっている方らしいやり方ということで、たまたま音楽とかエンターテインメントの世界にいますから、ピアノがなくなってしまった学校に寄贈したりしています。一緒に協力してくださった方が「あそこに寄贈されたのね」と、わかる状態で活動できたらいいなと思っています。

――何か手応えはありますか?

 今年の3月10日にも南三陸に行ってピアノを寄贈して、そこで1曲歌ったんですけども、町の方々とも触れ合うことができました。ファンの方々は「自分たちが行っていいものなのか」と悩んでいたんですが、町の方は「是非来てください」と言ってくださったんです。ファンクラブとしてではなく実際に行く人が自分たちでバスをチャーターしたり、レンタカーを借りたりして…行くのは今もかなり大変なんですけど、報道で目にするだけでなく実際に足を踏み入れる体験ができたのは、私もよかったと思いますし、皆さんいろいろなことを思われたみたいです。

――それは貴重な体験ですね。

 みんな最初は関心が高いし、毎年その日が来たら思い出すけれど、被災地の方は今もずっと大変な思いをなさっているわけですよね。だから私たちも常に心に置いて、常に何かをしなければ…そんな思いを共有できた点は、良かったと思います。

――だんだん忘れがちですからね…。

 自分も阪神大震災のときに被災しているので、「忘れられていく状況」ってすごく覚えているんですよ(笑)。何でもそうですよね? 結局、報道されなければ忘れてしまうし、もちろん、ずっとそのことばかり報道しているわけにもいかないんですけど、でも、忘れてはいけないものではあると思うんです。

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