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特集(3)体がきつい格好ほどきれい

2013年1月15日

写真:月刊タカラヅカ「ベルサイユのばら ―オスカルとアンドレ編―」より1974年の初演時のポスター。左から榛名由梨(オスカル)、初風諄(マリー・アントワネット)、大滝子(フェルゼン)=阪急文化財団池田文庫提供

 ――長谷川一夫さんの演出は

 オスカルとアンドレのラブシーン、目が見えなくなったアンドレの芝居など、長谷川先生はお芝居をすべてやって見せてくれた。今でも細かいところまで全部覚えてます。

 「(体が)きつい格好ほどきれいなんやで」が長谷川先生の言葉。オスカルとアンドレが抱き合うシーンなら、首筋とか筋肉はどうなんのかな、というぐらい体をねじって、しんどい格好をさせられる。2階の正面をずっと見て肩を落とし、「(座席番号の)いの23番」辺りに目線をやって、って。手取り足取り指導を受けました。

 ――「ベルばら」ならではの伝統の型はここから生まれました

 長谷川先生の指導は決められた形から入り、そこに心を注入していく役の作り方だった。形はどうにか様になるけど、心がなければスカスカだからね。これはこれで難しい。

 ――毎回のように「ベルばら」のお稽古に参加して、後輩を指導されています

 私は十八番になっている所作やポーズを伝える。それを、その人の個性に見合ってすてきだなと思えるものに出来ればいい。オスカルが死ぬシーンだって、演じる人ごとに全部違うんだから。

 稽古を重ねるうち、群舞の場面でも熱き血がたぎってきてるわ。40年近くが過ぎて、また大劇場の隅々まで血が通ってきた。本当にうれしいよね。

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