マイコンテンツ

ここから本文エリア

特集【インタビュー】吉本の舞台に出演、山崎銀之丞
「役者は迷う人が多いが、芸人さんは早い」

2013年1月25日

 ベテラン舞台俳優の山崎銀之丞さんが、「吉本百年物語」の新春公演「爆発!MANZAIが止まらない」に吉本興業の社員役として出演しています。朝日新聞デジタルでは公演期間中の山崎さんにインタビューをし、今回の芝居で感じたこと、これまでの役者経験で得たもの、1980年代漫才ブームを知る山崎さんから見た本作の見どころなどについて語ってもらいました。インタビューを6つの動画に分けて掲載します。(フリーライター・岩瀬春美、撮影・岸隆子)

 子どもの頃からお笑いが好きだったという山崎さん。大阪・なんばグランド花月には、観客としてこれまで何度も足を運んでおられますが、舞台に立つのは今回が初めてだそうです。「僕も長い間役者をやっていますが、普通に役者をやっていてNGKの舞台に立てる機会はまずないですので、感激しています」と笑顔。

 藤井隆さんをはじめ、吉本の芸人さんとの共演で実感するのは「決め方が早い」ということ。「役者は、色んなことを迷いながら、役を作るのが好きな人が多いんですよ(笑)。こうしなきゃ、ああしなきゃと深く掘り下げて、だめになっていく人がたくさんいます」。山崎さん自身は考え込むのではなく、「人と作っていくことが好きなタイプ」だそう。上司と部下の関係を演じている藤井さんとは、演技を通してキャッチボールをしながら「直接打ち合わせをしなくても、回数をやっていく中で、自然と今のところに着地していった感じ」だったそうです。

 山崎さんの役者人生の中で、2010年に亡くなった劇作家で演出家のつかこうへい氏の存在は欠かせません。1991年、つか氏に演技力が認められて福岡から上京し、これまで数多くの舞台やドラマに出演。代表作に「熱海殺人事件」シリーズや「蒲田行進曲完結編 〜銀ちゃんが逝く」などがあります。

 今回の芝居は、これまで山崎さんが関わってきたものとは全くテイストが違いますが、山崎さんは楽しそう。「80年代初頭に起きた漫才ブーム。僕はその時代10代後半でしたから、よくそれを見ていましたし、それを今再現されることがとても面白くて(笑)。漫才ブームは僕にとってもすごく衝撃的でしたし、より生活に入ってきた現象といいますか、あれを境に日本人の会話の速度が変わったと思います。そのブームを支えた人々がいて、それであの芸人さんたちが生まれたという追体験をしていただくと、非常に楽しいんじゃないかと思います。ブームを知らない世代の人たちには逆に芝居の感想を聞きたいですね」と話しました。

〈山崎銀之丞さんのプロフィール〉
1962年5月16日生。福岡県出身。86年より地元のRKBラジオパーソナリティーを務め、人気を博す。一方、自らの劇団「劇団空想天馬」を旗揚げ。91年、つかこうへいにその高い演技力が認められ上京。現在までに数多くの舞台やドラマに出演。代表作に、ドラマTBS系「3年B組金八先生」第5シリーズ〜第8シリーズ、TBS系「教習所物語」(2000年)、CX系「ラブ・レボリューション」(2000年)。舞台「熱海殺人事件」シリーズ出演、「蒲田行進曲完結編 〜銀ちゃんが逝く」主演。

【公演評はこちら】

 ※購読手続きをすると、写真下のサブ記事などスターファイルのすべての記事をお読みいただけます。スターファイル(月額315円)購読申し込み【新規登録】

◆吉本百年物語1月公演「爆発!MANZAIが止まらない」
2013年1月9日(水)〜29日(火) なんばグランド花月
⇒詳しくは、吉本百年物語公式サイトへ http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/

(関連リンク:山崎銀之丞公式サイト) http://yzpapa.com/

《筆者プロフィール》岩瀬春美 福井県小浜市出身。人生の大半を米国ですごした曾祖父の日記を読んだことがきっかけでライターを志す。シアトルの日本語情報誌インターン、テクニカルライター等を経て、アサヒ・コム編集部のスタッフとして舞台ページを担当。2012年1月よりフリーランスのライターとして活動。

バックナンバー

宝塚歌劇一覧へ>> 舞台一般一覧へ>> 動画掲載記事一覧へ>> 過去記事一覧へ>>

過去記事一覧へ>>

ページトップへ戻る

Astandについて個人情報著作権利用規約特定商取引会社案内お問い合わせ