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特集(4)KAZUMI先生の振りが大好きで

2013年3月14日

写真:愛音羽麗撮影・岩村美佳

――「舞踊劇」というのも初めてですよね?

 はい。そうです。

――「舞踊劇」をやるというのはいかがですか?

 宝塚では歌って踊ってお芝居して、華やかな衣装・セットの中でやってきたので、踊りだけで見せるというのは初めてですね。私は2幕途中からの出演です。アマテラスが岩戸に隠れてしまって、真っ暗な世界になり、皆がどうしようというなか、アメノウズメが岩の前で踊る。やっと扉が開いてアマテラスが出てきて、そこからアマテラスと一緒に皆で踊るんです。踊りだけで人物を描いて見せるのは、正直私にとっても初めての挑戦なので、自分でもどうなるのかなと思いますし、どういう風にしていこうかと今はイメージの世界です。

 先日、佐渡でお稽古が終わったあと、皆さんが自主稽古をされていて、皆さんの様子も知りたかったし、一緒に少し練習させてもらったんですが、私が動いたらそれに合わせて太鼓を打ってくださるんですね。ここで手を挙げたいと思ったら、そこに合わせて打ってくださるんです。私がどう動いても皆さんが守ってくれています。

 例えば皆さんがこの音でやりたいというものに、自分をどうはめたらいいかと作り上げて行く楽しさといいますか、宝塚時代は「男役をどう見せるか」、「男役として」というところにはめてやってきた世界でした。歌舞伎も「型」にはめるという意味では少し似ていると思うんですけれども、「そうじゃなくて、自由に思うようにやったらいいのよ」と玉三郎さんが大きな器で招いてくださっているので、私が思うことを「いいんじゃない、やってみましょう」と答えてくださる。さらに「こうしてみたら」と示してくださり、一緒に作り上げている感じなので、本当に楽しいですし、自分もどうやったらいいか、どう表現したらいいかをしっかり持ってやれたらなと思いますね。

――愛音さんの踊りはKAZUMI−BOYさんの振付けということですが。

 前回は振付けがなかったんですね。前回のアメノウズメ役は鼓童の小島千絵子さんがされたんですが、民謡など色々な勉強をされていて、独自で踊りを表現される方なんです。最初に玉三郎さんにお会いしたときに、私は「振りを頂いて踊ったことはありますけれど、振りを自分で作ったことはないです」とお話したんです。やはりそこまでは責任を持てないなと思ったんですね。誰か振付けしてもらいたい人はいるかと聞かれて、KAZUMI先生を思い描いたんです。在団中からお世話になっていたKAZUMI先生の場面や振りが大好きで、今もレッスンに通っているのですが、KAZUMI先生のストイックな感じと玉三郎さんの世界観が、全然違うワールドなんですけれど、結びついたらすごくいいのではないかと思ったんです。玉三郎さんにご相談したら「お会いしてみたい」というお話になって。

――愛音さんが新しい出会いをつくられたんですね。

 私はすがっただけです。「大変なんです」って(笑)。でも、KAZUMI先生も玉三郎さんとの共演は初めてだし全然違う世界にいらっしゃるので、「自分としても楽しみだ」とおっしゃってくださいました。まだ一緒にはお稽古出来ていないんですけれども、一緒に作り上げていけたらなと思います。きっとKAZUMI先生も佐渡にいらっしゃることになると思うのですが、すごくいいと思うんです。私が言ったらおかしいですけれど(笑)、先生もお忙しい方なので、そういうなかで作られると、やっぱり自然が溢れているなかでは何か想像が降りてくると思うんですよね。先生とまたご一緒出来るのも嬉しいですし、玉三郎さんもおっしゃっていますけれど、第三者の目が入ったときにどうなるのかというのを楽しみに作っていけたらなと思います。

――2006年、07年の「アマテラス」を見ていらっしゃるお客様も、また違った「アマテラス」を堪能出来そうですね。

 そうですね! きっと違う作りになるんじゃないかと思います。鼓童の中でもメンバーがすごく替わっていらっしゃるので、新しい作品を皆で作る気持ちですね。

――愛音さんが加わる新しさだけではなくて、色んな意味で楽しみですね。

 世界が広がるんじゃないかと思いますね。

――7月赤坂ACTシアター、9月博多座、10月南座と長い公演ですね。博多座にはご出演されたことありましたか?

 宝塚時代に2度行ったことがあります。大好きな劇場なんです! 研6(研究科6年)と研10(研究科10年)で行って以来、ご縁がなく退団してしまったので、もう一回出たかったなと思っていた矢先にお話を伺って、「博多座も行くんですか!?」って、すごく嬉しいです。南座はもちろん初めてで、歌舞伎の皆さんが出演されている南座という舞台に出演させて頂けるのも嬉しいです。赤坂ACTシアターも初めて出演させて頂きますが、色んな劇場で見て頂けたらなと思います。

――それもすごく楽しみですね。

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