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特集(1)別格、研ぎ澄まされた存在感の轟

2013年4月2日

写真:「南太平洋」より「南太平洋」より、エミール・ド・ベック役の轟悠=撮影・廣江修

 幕が上がる前のオーバチュアは壮大で、スペクタクル映画を思わせるよう。どこか懐かしさも感じるメロディーが、さっそく心地良い気分にさせてくれました。

 舞台はとてもシンプル。海を背景に背の高いヤシの木がいくつかと、木で組まれた桟橋のようなセットがあるだけで、ポリネシアの香りが濃厚に漂っています。手がけたのは、トニー賞にもノミネートされたことがある舞台美術家の松井るみさんで、宝塚では初作品とのこと。こちらもぜひご注目ください。

 ―第二次世界大戦中、南太平洋のとある島。農園を営むフランス人エミール・ド・ベック(轟)は、軍主催のパーティーでアメリカ人従軍看護婦のネリー・フォーブッシュ(妃海)と出会い、2人の恋が始まった。一方、海兵たちは膠着する戦況の中、自由のない生活にうんざりしている。土産物屋のブラッディ・メリー(英真なおき)から、水平線の彼方に浮かぶ島、バリ・ハイで手に入れた品々を見せられるたび、ルーサー・ビリス(美城れん)やシチューポット(如月蓮)は島に憧れを募らせていた。

 轟さんは南国の熱気に映える真っ白なスーツがよく似合い、研ぎ澄まされたルックスは少しも衰えることなく、存在感の大きさは抜群です。宝塚には「本当は女性なんだよね?」と聞きたくなる男役さんがたくさんいますが、轟さんの舞台姿はもはやその中でも別格でしょう。どこからどうみてもダンディーな男性で、もはや芸術と言っていいかもしれません。

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