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特集(2)質問:真飛さんと言えば「声芸」ですが…

2013年4月19日

写真:真飛聖撮影・岩村美佳

――真飛さんの宝塚時代の女役といえば、「雨に唄えば」のリナ役がとても印象的だったのですが、ああいった役も含め、真飛さんといえば「声芸」…。

2人:声芸!(爆笑)

――「声芸」といったら変かもしれないですが、あの、そういったことがすごくお上手だという印象があるのですが??

真飛:今回生かされるかなあ(笑)。顔芸ならともかく、どうかなあ?

――今回のイライザは、はじめは下町の娘だったのが、だんだん洗練されて話し方なども変わっていくじゃないですか。だからそのあたりが私はすごく楽しみだなと密かに思っているのですが?

真飛:でも、「しゃべり方をどうしよう」というところまでは、今はまだ考えられていないですね。変にそういうところから作ってしまうと、勝手なイメージばかりが先行して、形だけになってしまうので、「やっぱりそれはやめよう」と、フラットに始めたいなと思ったんです。もちろん、自分の持ち味がプラスに働いて、結果としてそれらしく見えたらいいんですけどね。

――なるほど。

真飛:じつはリナちゃんのときも、そんなに計算していないんです。あれはもう、必死にやっていたら、あんな風になっちゃったんです。

――そうだったんですね。ちなみに今回、他のキャストの方もすごくユニークですよね。

霧矢:そうですよねー(笑)

真飛:今、田山さんの顔がぽーんと浮かんじゃった(笑)

霧矢:つられてこちらが笑っちゃったりするんですよ。なので、舞台上ではサバイバルです。

真飛:お父さんの松尾(貴史)さんも本当に面白い。

霧矢:皆さんアドリブがすごい。本読みの時点でどんどん出てくるんです。G2さんも「アドリブはするな」という方ではないので、それをわりと喜んで見ていらっしゃる。真面目におかしいんですけど、つられないようにしなければという戦いで、ある種の緊張感がただようという共演者の方々ですね(笑)

――ヒギンズ教授にダメ出ししちゃったりするんじゃないかと思ったりするのですが(笑)

霧矢:そんな余裕はまったくございません!

――逆に、これまでの宝塚時代のご経験がイライザという役に生きる部分は、何かありますか?

真飛:威勢の良さというか、覇気というか。「ぱーん」っていう、勢いのある部分かなあ?

霧矢:男役のパンチは生きるかもしれないですね。

真飛:まあ、「出すぎないように」とは思いますが。紙一重ですよ! 微妙ですよ!(笑) やりすぎたら、「ええーっ?」となる部分だし、難しいんですけどね。

霧矢:そう。でも、何故これまでも宝塚出身の方がイライザをされてきたかという意味も、たぶんそういうところだと思うんです。

――今までも那智わたるさんや上月晃さん、大地真央さんがされてきましたものね。

霧矢:普通に女優さんがやるのと…ってなんだかおかしい言い回しですけど(笑)、男役を経験したことのある私たちがやるのとでは、やっぱり違いがあると思うので、男役の経験は生かせていければいいなあとは思います。でも、イライザは決して男っぽい人ではなくて、下町のちゃきちゃきした女の子がひとりの女性として成長していく物語なので、経験は生かしつつ、今まで自分がやってこなかったジャンルを追究していけたらいいなあと思いますね。

――今の段階でお互いのイライザを、一観客としてご覧になって、相手のイライザは「きっとこんな風になるんじゃないだろうか」みたいなものは何かありますか?

真飛:あ…私はありますね。

霧矢:ええ? ある? そう?

真飛:ありますね。言葉で言うのは難しいけど、でも、霧矢さんイライザが変わっていくシンデレラストーリーが、はっきりと見えますね。

霧矢:えーっ!

真飛:だから、霧矢さんを見ていると、私の道も開ける。それはすごくありますね。

――それはいったい??

真飛:言葉で言って欲しいですよね(笑)。どう伝えたらいいんだろうな? でも、本当にとても魅力的なイライザ“ちゃん”。本当におこがましいんですけど、私は女子2年目、霧矢さんは女子1年目で、「女子のポーズわからん!」って言っている霧矢さんが必死に、ひたむきに女役に取り組んでいる姿が、イライザと重なってみえて、魅力的だなと感じています。…これで大丈夫ですか? 伝わりましたでしょうか?(笑)

――いやすごく、わかりました。ありがとうございます!

霧矢:へええええ! いや私は、彼女ほど明確に「見える」とかは言えないですけど、でも、本読みから入っていったときに、持っているカラーの違いを強く感じたんですね。同じ役で、演出家からも同じ話を受けてやっても、やっぱり、どこか違う部分がある。方向性やゴールは一緒でも「行き方が違う」みたいなところがあって、「ひとつの役を2人が演じたら、こういう風になるんだな」という発見が、毎回すごく面白いです。

――なるほど。「行き方が違う」ですか。

霧矢:私はまだ「女を演じるぞ」と構えてしまう部分があるんですけれども、彼女はすでに今、女優さんとしてテレビドラマでの演技もちゃんとされているので、すごくナチュラルだなーと思って見ています。私はまだ若干作ってる部分があるんですけど、彼女はきっと自然なイライザになると思います。

真飛:(笑)

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