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特集(1)立派な建物の劇場に仰天!

2013年4月26日

写真:台北国家戯劇院を背に記念撮影をする宝塚歌劇団星組台北国家戯劇院を背に記念撮影をする宝塚歌劇団星組=撮影・竹花徹朗撮影

 私が観劇したのは、4日7日の14時半公演。近くにある牛肉麺(台湾名物)の店で腹ごしらえの後、いざ劇場へ。今回、宝塚歌劇が上演される台北国家戯劇院は、蒋介石を記念して建てられたという巨大な中正紀念堂と同じ一角にあるから、付近は威風堂々とした雰囲気に満ちていて気が引き締まるような感じだ。

 劇場が見えてくると、その外観には驚かされる。自由広場の門をくぐると、中正紀念堂を正面に見て、右側に国家戯劇院、左手に国家音楽庁という建物配置。当然ながら3つの建物ともお揃いで、オレンジっぽい瓦葺きの巨大な建物。劇場は、宝塚の大階段もびっくりの階段を登っていったところが入り口になる。だが、中は西洋のオペラハウス風の作りで、4階席まであり、両サイドには桟敷席も張り出している。

 客席数は約1500席。何故か通路がまったくないのがちょっと不便(従って客席降りもできないということになる)。さらに戸惑ったのが、席番の振り方だった。私は20番台の席のはずなのだが、左右両側、どちらの端の席も何故か40番台になっている。焦っていると、近くに座っていた年配の女性が我々を劇場の係員らしき人のところまで連れていってくれた。「私が聞いてあげよう」というわけだ。かくも台湾の方には親切な方が多く、今回の道中も何度となく助けられた。

 結局、その係員さんが宝塚歌劇団の方だったので日本語で会話して、謎が解けた。センターから順番に1、2…次に、1の左に3、2の右に4…という具合に振ってあったのだ。つまり、センターから下手端に向かって1、3、5…と奇数の席番が、上手端に向かって2、4、6…と偶数の席番が並ぶというわけ。一見、不思議な並び方だが、台湾の人にとってはそれがごく自然だそう。だが、考えてみると「番号が若いほどセンターに近い席」というわかりやすさもありそうだ。

 チケット代はSS席が4500台湾ドル、一番安いD席が1200台湾ドル。日本円に換算すると、1台湾ドル=3.24円(この原稿執筆時)なので、SS席は14580円、D席は3888円ということになる。日本で宝塚観劇をするときのチケット価格よりは、ややお高めだ。

 私たちは日本からの団体観劇ツアーなどではなく、インターネットでチケットを取ったので、周囲はすべて台湾のお客さんだった。たまたま右側に座っていたのが、熱心なファンの女性で、日本語もできる人たちだったので、すぐに会話が始まった。この公演のために、台中からやって来たのだという。日本語も、宝塚知りたさ故に勉強したとか。その達者さもさることながら、自分たちの感じ方、考え方を外国人の私たちにもわかりやすく伝える術に感心させられてしまう。

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