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特集(1)音楽学校で学んだことにすごく感謝

2013年5月1日

写真:舞羽美海撮影・伊藤華織

――宝塚は入団前から好きだったんですか?

 家が近くだったこともあって、小さい頃から大好きでした。祖母も母も宝塚が大好きで、宝塚ファンだったんです。週末になったら見に行くような、そういう環境で育ってきました。家でもテレビで放映しているのを見ていたので、宝塚はすごく身近だったんです。

――当時見ていた頃から宝塚に入りたいと思っていましたか?

 小学生のときは絶対に入りたいと思っていたんですが、中学生のときは部活に夢中で。見るのが楽しかったので、宝塚は見る側だと思っていました。でも高校生になって進路を考えたときに、やっぱり宝塚を受けたいなと思ったんです。それから稽古などを始めました。

――そうなんですか!

 趣味でクラシックバレエはずっとやっていました。それと、「宝塚コドモアテネ」に5年間通っていました。「宝塚コドモアテネ」で音楽学校の旧校舎にも行ったんです。

――夢中になった部活は何をされていたんですか?

 バレーボール部でした。運動が好きだったんです。

――実際にファンだった宝塚に入られて、いかがでしたか?

 先輩や目上の方への接し方であったり、礼儀や行儀など音楽学校時代に学んだことが役に立つというか、得たものがたくさんありました。音楽学校時代に厳しかったことも、劇団に入るとそれがすべてにおいて意味があることばかりだったとわかりました。厳しくなかったというと嘘になりますが、その厳しさに今はすごく感謝しています。あきらめないことの大切さや舞台での責任感などを学んだのは、音楽学校時代だと思います。

――初舞台を踏んで、すぐに抜擢されていましたね。

 もう、わけがわからなかったですね…。香盤を見て「え!?」という驚きの連続で。組む相手役さんは話したこともなくて、「あの上級生さんと…」という感じでした。でもやるしかないという状況でしたし、そういう経験をさせていただけるのはとても貴重なことなので、本当にありがたかったです。

――研2(研究科2年)で「マリポーサの花」新人公演ヒロイン、音月桂さん主演の「忘れ雪」でヒロイン、研4で轟悠さん主演「オネーギン Evgeny Onegin―あるダンディの肖像―」でヒロインと、立て続けに抜擢されて、自分が出来ることのさらに上を要求され続けていたのかなと思うのですが、いかがでしたか?

 そうですね。上級生の前に立つということも、最初はどうしたらいいかわからなかった部分がありました。音楽学校時代も劣等生で、課題がたくさんあって。でも課題を頂けたから成長出来たところもありました。ひたすらやるしかなかったですから。がむしゃらすぎて記憶にない部分も多いんです(笑)。必死すぎて…。実は「忘れ雪」もあまり記憶にないんです。あの頃は、台詞を言うことだけで必死だったり、マイクを通してセリフを言うこともまだ慣れない状況で、先生に教えて頂いたことや相手役さんに教えて頂いたことを「やっている」という状況だったなと思います。いまだに「マリポーサの花」「忘れ雪」の頃の映像は、見れないんです…(笑)。

――(笑)。

 見るのは勇気がいります(笑)。

――逆にこの作品からなら見れるというのはどこからですか?

 自分の芝居を見るのは、基本的に苦手です。でも、自分が思っていることを表現することと、客観的にお客様が見てくださることが一致しないと意味がないので、見るようにしています。稽古場でも撮って、今の演技がどう見えるのだろうかと、真っ白な気持ちで見たりするようにしていましたが、今でも自分から見たいということはないんです。

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