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特集(5)ファンの方があってこその私の人生

2013年5月1日

写真:舞羽美海撮影・伊藤華織

――「チョンガンネ」の後の舞台「SAMURAI挽歌III」も決まっていますね。

 「SAMURAI挽歌II」を拝見させて頂きました。今まで宝塚や大きな舞台のミュージカルやお芝居を見ることが多かったのですが、こういうお芝居も面白いと思いました。役者さんありきのお芝居というか、経験豊富なベテランの役者さん達がいる空気感というのを、お恥ずかしいんですがやはり今まで見ていなかったので刺激的でした。いつか出てみたいなとは思いましたが、出演のお話を頂けて、せっかくの機会ですし、有り難いなと思って出演させて頂くことにしました。

 IIIはファイナルですが、シリーズでは時代背景やストーリーがそれぞれに違っているんです。「チョンガンネ」とはまた違った役者さんたちとご一緒できるのも楽しみです。「SAMURAI挽歌III」でもコメディー要素があって、「手に汗握る、笑い」というキャッチ・コピーが付いています。コメディーほど難しいものはないと思うので、ちょっと恐いのですが、いつも通り舞台にかける思いは一緒なので、一から頑張りたいと思っています。

――所属された松竹エンタテインメントさんには、宝塚の先輩の檀れいさんがご活躍されていますね。音月さんも映像に進まれていて、早速ドラマにも出演されていましたね。

 ドラマの役の写真を見せて頂いたんですが、お似合いですごく素敵でした! 音月さんが宝塚を経て女優さんになられていくのは素敵だなと思いますし、私も女優としては同じなので頑張らなくてはと思います。

――檀さんも、音月さんも映像でという感じですが、舞羽さんは映像はいかがですか?

 2月から松竹エンタテインメントに入り、舞台をやめるわけではないんですけれど、私も映像に興味があります。全くの未経験で未知の世界ですが、挑戦してみたいですね。また、宝塚だけで育ってきましたが、退団するときにお芝居をもう少しやってみたいという思いもありました。舞台もコンスタントに続けていきたいなと思っています。ですが、今回の2作の舞台のお仕事の後は、私も映像の世界に少しずつ挑戦していけたらなと思います。

――舞羽さんはダンスのイメージもあるんですけれど、ダンスはいかがですか?

 ダンスは好きなのでやめずに、レッスンに行く回数が減ってでも続けたいなと思っています。映像のお仕事が頂けたとしても、いつか舞台に出演するときに全く踊れなくなるというのも恐いので、定期的に続けたいと思います。

――最後に退団後の初舞台「チョンガンネ」を楽しみにしていらっしゃるファンの方へメッセージをお願い致します。

 新しい私を見て頂けるんじゃないかという確信があります(笑)。いい意味で宝塚で得たことは捨てずに自分のなかで積み重ねて行こうと思っています。宝塚を経ての「舞羽美海」なので宝塚ファンの方にもぜひ見て頂きたいです。これからもファンの方があってこその自分の人生だと思っているので、応援して頂けたら嬉しいです。「チョンガンネ」を見に来られる皆さんのなかには、「誰なんだろう?」と思われる方もたくさんいらっしゃると思いますので、少しでも名前を覚えて頂けたら嬉しいですね。

 絶対に楽しい作品になると思います。ただ楽しいだけではなくて、考えさせられる部分もありますし、心にぐっとくるセリフがあったり、人間味溢れる作品になると思うので、気軽に見に来て頂けたらいいなと思います。そして、帰り道に「チョンガンネ」の歌を口ずさんで頂けたら嬉しいです。自分も役を通して学ぶことがあったり、この役がすごく好きです。自分自身も不器用な人間なので、がむしゃらに生きている姿を見て頂きたいですね。悩みがないと人間は成長しないと思うので、そのなかでどう乗り越えていくのか、皆が苦しんで成長していくところが描かれています。ご覧頂いたお客様にはどんな感じ方でも、次の日からまた頑張ろうと思って頂けたらいいなと思います。お客様にこの作品の思いが届けられたらと思っています。

――楽しみにしています。ありがとうございました。

〈インタビューを終えて〉
 いつも笑顔で明るく、質問に丁寧にたくさん答えてくださる舞羽さん。インタビューをしていると、その場にいる皆がどんどん笑顔になっていく。今回のインタビューで特にすごいと思ったのは、共演者5人の印象を尋ねたときだった。私の突然の質問に、さっと明確に答える様子を、頼もしいとさえ思った。

 その後訪れた稽古場では、舞羽さんがこの質問に何と答えたのか、彼らは興味津々だった。その和気あいあいとした様子に、稽古場で素の自分でいられるという言葉を思い出した。きっとあの人なつこい明るさで、どこへ行っても自然体で溶け込んでいくのだろう。新しい道へと歩みだした、舞羽さんの行く先が楽しみだ。(岩村美佳)

◆Dステ13th「チョンガンネ 〜おいしい人生お届けします〜」
《東京公演》2013年4月25日(木)〜5月6日(月・祝) 本多劇場
《大阪公演》2013年5月11日(土)〜12日(日) 森ノ宮ピロティホール
⇒詳しくは、「チョンガンネ 〜おいしい人生お届けします〜」公式サイトへ http://www.watanabepro.co.jp/mypage/artist/dst13_chonganne.html

◆「SAMURAI挽歌III」
《東京公演》2013年6月15日(土)〜23日(日) 紀伊國屋ホール
《大阪公演》2013年6月27日(木) SAYAKAホール 小ホール
《名古屋公演》2013年6月29日(土) 南文化小劇場
《福岡公演》2013年7月2日(火) ももちパレス大ホール
⇒詳しくは、「SAMURAI挽歌III」公演情報へ http://www.mizu-pro.com/20130615_info.html

《インタビュアープロフィール》岩村美佳 フリーフォトグラファー、フリーライター。舞台関係、ファッションなどを中心に撮影してきた経験をいかし、ライターとしても活動している。「目に浮かぶ言葉」を伝えていきたい。

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