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特集(5)皆さんのお手紙やエールが励みに

2013年5月17日

写真:大空祐飛撮影・岩村美佳

――いっぽうでその間、ファンの皆さんは10カ月間大空さんの再登場を心から待ち望んでおられたと思うのですが、今、そんなファンの皆さんに一番お伝えしたいことはどんなことですか?

 そうですね…宝塚の男役の大空祐飛のファンになってくださった皆さんが、退団後もお手紙をくださったり、エールを送り続けてくださることが、とても励みになった期間が、やはりありました。そんな皆さんの愛情の深さには、とても感謝しています。これからの自分には、本当に選択肢がたくさんあるので、毎回宝塚の舞台をやっていたときとは違って、いろんなことをしていくと思いますが、そんな私の「何か」に魅力を感じて、ついて来てくださるのだとしたら、それは、とても嬉しい関係として続けられるのかな、と思います。

――また新たな関係が始まりそうですね。

 私もこれから新しいスタートを切るので、皆さんとどういう交流ができるかも、今までとはまた違ってくると思います。そこも私は楽しみにしています。

――最後に、これから大空さんがどういう道を選び、進んでいかれるのかというのも、ファンの皆さんもとても楽しみに見守っておられると思うのですが、どんな基準で選んでいきたいですか?

 自分らしい仕事をしていきたいです。

――キーワードは「自分らしく」?

 はい。「自分らしいこと」と、「わくわくすること」を探していきたいですね。

――楽しみにしています。ありがとうございました。

〈インタビューを終えて〉
 待望の大空祐飛さんのインタビューの機会がやって来た!ということで緊張の面持ちで臨んだ。一言一言、慎重に言葉を選びながらお話してくださる様子から、次第に宝塚時代の大空さんのこと、それも、トップスターになる前の、苦労人と言われた時代のことがよみがえって来た。そうそう、「遅咲き」と言われた大空さんは決して器用な人ではなかった。宝塚時代は「自己プロデュース力の大空祐飛」などとよく言われてきたが、思えばこれも後付けだ。地道な努力を重ねて重ねて、結果、自身の力でつかみ取ったキャッチフレーズではなかっただろうか。

 「全然違う新たな世界に飛び出すのは大変ですよね」などと簡単に言ってしまったけれど、それはご本人が一番わかっていることだ。そして、その中でも大空さんのスタンスは宝塚時代から全然ブレていなかった。もしかすると、ブレない気持ちを改めて固めた10カ月間だったのかもしれない。与えられた課題と向き合いながら、地道に、ある意味愚直なまでに真剣に、「自分らしさ」を探究していくこと。結局のところ「大空流・自己プロデュース」の真髄は、それに尽きるのだろう。

 今、その第2章が始まろうとしている。やがて、宝塚時代と同じように、その探究が結実し、「役者・大空祐飛」が花開くときが来るのだろう。だとしたら、その過程は絶対に見逃すまいと、私も心に決めた。(中本千晶)

◆WOWOW番組情報
《宝塚プルミエール》雪組「ベルサイユのばら」
5月25日(土)午後3:30〜
《宝塚への招待》「復活」(花組2012年)
5月25日(土)午後3:55〜
⇒詳しくは、宝塚オンラインへ http://www.wowow.co.jp/stage/takarazuka/

◆「唐版 滝の白糸」
《東京公演》2013年10月 Bunkamuraシアターコクーン
⇒詳しくは、Bunkamuraシアターコクーン公演情報へ http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/13_taki.html
《大阪公演》2013年11月 シアターBRAVA!
⇒詳しくは、梅田芸術劇場公演情報へ
http://www.umegei.com/schedule/306/

(関連リンク:大空祐飛公式サイト) http://ozora-yuhi.syncl.jp/
(関連リンク:大空祐飛オフィシャルファンクラブサイト) http://yuhi-ozora.jp/

《インタビュアープロフィール》中本千晶 フリージャーナリスト。宝塚関係の著作に「宝塚読本」(文春文庫)、「なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか」(小学館新書)、「なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか」(東京堂出版)。2012年11月に「ヅカファン道」(東京堂出版)を出版。スターファイルでも「ヅカナビ」連載中。

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