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特集(2)4月に独立、決断が多かった1カ月

2013年5月21日

写真:伊礼彼方撮影・岩瀬春美

――これまで5年間所属された事務所を卒業し、この4月から独立されました。1カ月が経ちましたが、今はどのような状況ですか?

 会社を設立したこの1カ月が、それまでの5年間より、決断の数が多かったですね。今は設立してすぐの、いろんなものを軌道に乗せないといけない時期で、まずは歯車を回すことからです。動かして初めて、歯がかみ合っているかどうか確認ができるので、まずは動かす。それで今動いたかな!?みたいな(笑)。今はまだ、それを一生懸命やっているところですね。

――迷っているヒマはないくらい、次々と決断しないといけない状況なのでしょうか。

 前より迷いますよ。一つ一つ、細かいことでも慎重に決断をするようになりました。前は自分の人生だけでしたので、失敗しても、まあ次やりますかで済みましたが、今は会社を守らなきゃいけないし、それを支えてくれる人もいるので、すべてを失うことになるんですよね。それは非常に怖いことでもあります。

 今までは捨てるものがなかったから、突っ走ってこられた部分はありましたが、だからと言って、未来に怯えているわけではないです。毎日、楽しいですよ。

――楽しいですか。

 疲れますけど。

――でしょうね。

 (笑)。だから、毎日が充実している感じですね。

――生きていくのに精いっぱいという感じではないですか?

 生きていくのが楽しい。やることは沢山ありますが、いっぱいにはなっていないです。詰め込み過ぎると、人に何かをしてあげたいとか、自分が思っていることを伝えることすらもできなくなるので、まずは自分に余裕を持たせるように気をつけています。

――会社の設立は前から考えていらっしゃったのですか?

 そうですね。俺は元々、大手に入って、馴染むタイプの人間じゃないと思うんですよ。

どちらかというと一匹狼。

――そうなんですか。

 一匹狼というと格好いいですけど、あ、格好よくもないか。一匹狼とか、成り上がりという言葉は、僕は格好いいと思います。それは強い精神、強い信念を持っていないとできないから。

――具体的にいつ頃から独立を考えていたのですか?

 音楽をやっていたときから、最終的には個人事務所をやろうと思っていました。音楽制作の過程で、現実を知ることによって、良くも悪くも得られたことがあります。その上で、自分の色を守り、自分の個性を自分で管理したいと、10代の頃から思っていました。それは多分、僕が人を信用しきれていないから、ということもあります。それから、いろんな人と出会う中で、ほぐれてはきましたけど。

 その後、お芝居の世界に入っても、考えは変わらなかったです。自分の個人事務所と何かの仕事を、法律で結ぶ態勢をとるのが一番、自分自身を守れる。実際は大変ですが、失敗しても成功しても自分の責任だから、後悔しないという意味で自分自身の「気持ちを守れる」と思っています。

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