マイコンテンツ

ここから本文エリア

特集(6)すみれ:コルセットが…、昔の方はお気の毒

2013年5月29日

写真:「二都物語」制作発表より「二都物語」制作発表より=撮影・岩村美佳

■囲み取材

――衣装を着ての制作発表でしたが、衣装の感想をお願いします。

井上:スチール撮影のときに初めて着たんですけれども、素敵な衣装だなと思いました。もちろん時代的なことがあって、このスタイルなんだと思うのですが、完全にリアルに再現しているというよりは、グラデーションだったりちょっと抽象的なというか。きっと今回の舞台全体がそういう方向に行くんじゃないかと思わせる衣装でした。比べるわけではないですが、レミゼとかはリアルに作るじゃないですか。僕たちはイメージで対抗してるのかな(笑)?

――そのあたりも「打倒レミゼ」ですか?

井上:一応そうしておきます(笑)。

全員:(笑)。

浦井:僕は前田文子さんの衣装がとても好きで、今回は美術も島次郎さんで、「ヘンリー六世」のときに関わった方がたくさん支えてくださっているので、そういった意味でもとても信頼をしている方々です。フランス革命時に着ていたであろうというのと、現代の僕たちが見てもかっこいいと思えるような衣装を着せて頂いているので嬉しいです。

すみれ:コルセットが…。まだ大丈夫なんですけれど、結構昔の方はお気の毒にと思いますね。どうやってこれを着て毎日やっていたのかなと思います。上品な、お姫様みたいな感じで、気分がすごく上がります。真っ白なのがルーシーのキャラクターというか、結婚して家族を近づけるように皆の芯みたいな女性だと思うので、結婚の色、家族がそこから出来るという色で嬉しいです。

濱田:私の衣装はご覧の通りボロく、いかにリアリティを持ってやれるかということで、多分セットとも同化していくと思うんですけれど、尚のことキャラクターを際立たせるような役作りをして行きたいなと思いましたし、着てみてリアリティが湧きました。もっと穴ぼことかボロボロになっていくといいなぁと思っています。

橋本:衣装というのは、キャラクターを決めるというか作品を決めるのにとても重要なものだと思うんですけれど、皆さん本当によく似合っていて、こういう芝居だなというのを今日皆を目の前にして感じました。僕も濱田さんが言われたようにどれだけみすぼらしく作っていくかみたいなところだったんですけれども、実はこのコートはボロボロに見えるけれど素材がいいんです。シルク素材で、実は一番お金がかかっているんです。これは言わないと絶対にわからないなと。そこまで質感にもこだわる前田さんの衣装が僕も大好きなので、着ることが出来てとても光栄ですね。

すみれ:これだったら、普通に今のファッション系でもいけますよ。

橋本:いけます!? これで原宿界隈歩いてみようかな。ファッションの最先端を。ヤングにそう言われたので、試したいですね(笑)。

――すみれさんは先程歌唱披露をされましたけれども、いかがでしたか?

すみれ:今でもちょっと震えています。先程皆さんも、記者発表が一番緊張するよって言ってくださって、ほっとしたんですけれど、やはり緊張します。初めて皆様の前でこの歌を歌いますし、稽古もまだあまりしていなくて恐くて…。でもベテランの皆さんもアドバイスしてくださって。楽しめたというか、気持ち良かったというか、ストレスの発散でした。

――すみれさんと濱田さんは、帝国劇場は今回が初めてですよね。何か帝国劇場に対する思いはありますか?

すみれ:日本の舞台といえば帝国劇場という、それはママも「ここはすごい」と何回も言っていますし、東宝の舞台にも出させてもらっていたので、良く聞いていますし、小さいときに見ていたんですって。私は覚えていなかったんですが。レベルが高くて、レジェンドのような思いです。

濱田:私は先程鵜山さんからもお話しして頂いたのですが、舞台芸術学院の卒業生で、その時から帝劇には通っていて、客席から舞台を見るという立場だったんですけれども、今回初めて舞台上でパフォーマンス出来るということで、すごく嬉しく思っていますし、どういう風な表現が出来るか楽しみです。

――男性陣3人の方は帝国劇場経験者ですけれども、何かおふたりにこんな面白いところがあるとかアドバイス出来るようなことはありますか?

橋本:初めて帝劇に出演したときに迷子になったんですよ。楽屋がエレベーターで移動するんですが、何階が劇場だったかなと思って気づいたら地下6階にいたときがあって、出とちりかけたことがあるんです。あとは楽屋が吹き抜けになっていて、アパートみたいな感じで、始まる前に皆に「よろしくね〜」とコミュニケーションを取れたりして、楽屋がすごく好きなんですよね。居心地がいいですね。

井上:和室で畳なんですよ。

すみれ:え〜!

井上:ジャパニーズスタイルです。あとは帝劇って客席から見るとすごく大きくて、すごい大きな劇場だと思うんですけれど、舞台から客席を見るとそこまで思わないんですよ。ちょっと小さく感じるので、そういう意味では立っている方にはやりやすい劇場だなと思いますね。

浦井:あとは、帝国劇場界隈、地下とか美味しいご飯屋さんがたくさんあるので、そちらの方にも足を運んで頂いたらと思います。

(全員笑)

――今回は井上さん、浦井さん、すみれさんがいわゆる三角関係というか、同じ女性を好きになってしまうというお話ですけれども、実際に知り合いの人と女の人を取り合うみたいなことになったら、井上さんと浦井さんはどうしますか?

浦井:その人によりますね。自分の本気度合い。引いた方がその人の為になると思ったら引くとか。その人の為っていう感じですかね。

井上:僕は、選んでもらうしかないなと思います。こういうことになっているんだけど、どっちにしますかって(笑)。

――すみれさんはふたりの方から言いよられた場合というのは…

すみれ:ないないない(笑)。ないです! こんなにイケメンおふたりからっていう設定だと自信がないので…

井上:どちらも断る?

すみれ:そんなことないですよ! そういう魅力的な女性にならなければと思うので、頑張ります。

井上・浦井:十分です。素敵です。

すみれ:(笑)。照れちゃった〜。

――最後に井上さんからメッセージをお願いします。

井上:このメンバー、今日いる5人だけでもとてもいい雰囲気だなと自分たちでも感じました。演出の鵜山さんもこれから多分本当に知り合っていくんだと思うんですけれど、今日おっしゃったことでも「そうか!」と、演出家ってやはりすごいなと、こういう会話からこういうことを考えるんだと思いました。ここにいないキャストの方達もたくさんいて、ひとりひとりがものすごく個性が強そうな方ではあるんですけれど、ひとつの作品「二都物語」をやるために集まった人達なので、今日の5人のようにきっと皆いい雰囲気で物語を作っていけるんじゃないかと思ってすごく楽しみです。その結果をぜひ夏の帝劇に見に来て頂ければと思いますので、お待ちしています。

◆ミュージカル「二都物語」
《東京公演》2013年7月18日(木)〜8月26日(月) 帝国劇場
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。 http://www.tohostage.com/nito/index.html

《筆者プロフィール》岩村美佳 フリーフォトグラファー、フリーライター。舞台関係、ファッションなどを中心に撮影してきた経験をいかし、ライターとしても活動している。「目に浮かぶ言葉」を伝えていきたい。

戻る

バックナンバー

宝塚歌劇一覧へ>> 舞台一般一覧へ>> 動画掲載記事一覧へ>> 過去記事一覧へ>>

過去記事一覧へ>>

ページトップへ戻る

Astandについて個人情報著作権利用規約特定商取引会社案内お問い合わせ