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特集(2)個性派キャラクター紹介(武田軍ほか)

2013年6月26日

写真:「戦国BASARA」より真田幸村役の蘭寿とむ(左)、いのり役の蘭乃はな(右)=東京都渋谷区の東急シアターオーブ、西田裕樹撮影

 さて、タカラヅカ版ではゲームやアニメで人気のキャラクターたちを見事に再現してみせてくれていた。まあそれは、昨今の「逆転裁判」や「銀河英雄伝説」などの実績からするに、想定内ともいえるが…。舞台上にメインのキャラクターたちがズラリ勢揃いしたときは、「待ってました!」とばかりに客席は大喝采となった。

 各キャラクターの特徴と見どころを少しみてみよう。まず蘭寿とむ演じる真田幸村は、お館さま(武田信玄)のために命を捧げる純粋な熱血少年だ。タカラヅカ版のストーリーはそんな幸村が苦難を乗り越え成長していく様が軸となっている。

 幸村のストレートなアツさはまさに蘭寿そのものであり、ぴったりの配役と言えるのだが、ついこの前までは「オーシャンズ11」で大人のチョイ悪オトコを演じていた人が今は純粋熱血少年になっており、さらに8月にはフランスの革命詩人に早変わり、というところも、キャリアを積んだ男役ならではの見どころといえるのだろう。

 幸村は武田軍を支える武将であり、武田信玄(華形ひかる)とは強い師弟愛で結ばれている。この「愛」の表現が独特で、何かにつけて信玄は幸村にパンチをくらわせる。これは俗に「殴り愛」と呼ばれているもので、ゲームやアニメでは、殴られた幸村が壁を突き抜けて飛んで行ってしまうほどの激しさだ(舞台上ではさすがにそれはないが)。そして互いに分かり合ったとき「幸村〜っ!」「お館さま〜!!」と幾度も呼び合う。…と、こうやって書くとただの変な場面だが、これらはゲームやアニメの名物シーンなので、あまり深く考えずに楽しむのがおすすめである。

 信玄のトレードマークは赤い振り毛に角の生えた兜、そして巨大な斧だ。ゲームやアニメではオジサン設定だが、華形はこれを渋くカッコ良く見せてくれる。そして、武田軍のもうひとりの重要キャラ、忍びの猿飛佐助(望海風斗)。信玄&幸村の「殴り愛」も覚めた目で眺める飄々としたキャラだが、望海が持ち前の芝居心でその雰囲気をうまく再現してみせている。よく、木のてっぺんなどで片足の「空気椅子」ポーズでいたりするが、これもちゃんとやってみせてくれる。

 そして幸村の好敵手、伊達政宗(春風弥里)。じつはゲームでは、この政宗と幸村の2人がメインキャラクターの扱いだ。「戦国BASARA」舞台化の報を聞いたときは政宗が主人公になるという予想をした人も多かったと思う。

 タカラヅカ版には出て来ないが、奥州伊達軍はちょっとヤンキー集団のような感じで、そんな伊達軍を率いるのが政宗だ。やたら英語を使うのが特徴で、相づちを打つときは「You see?」、出陣するときは「Ready go!!」などと叫ぶ。ゲームファンの人気投票では常に1位になる人気キャラのため、客席の注目度もひときわ高いようで、期待通り(?)の英語が飛び出すたびに笑いが起こっていた。

 政宗のトレードマークは眼帯、英語、そして左右3本ずつの6本刀だ。いっぽうの幸村は、両手で2本槍を振り回す。好敵手たるこの2人の対決シーンも、もちろんある。6本刀に2本槍での殺陣も見物だし、背景に映し出されるCG映像でもって巨大なゲーム画面さながらの迫力を醸し出す。

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