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特集(3)個性派キャラクター紹介(上杉軍)

2013年6月26日

写真:「戦国BASARA」より上杉謙信役の明日海りお=東京都渋谷区の東急シアターオーブ、西田裕樹撮影

 対する上杉軍は、武田軍とは対照的な雰囲気を持っている。「動」の武田に「静」の上杉、あるいは「武勇」の武田に「知略」の上杉。テーマカラーも、武田の赤に対して上杉は青である。その上杉軍を率いるのが上杉謙信(明日海りお)。ゲームやアニメでも中性的な美男子で、やけにカッコつけた話し方をする(しかしゲームでの戦闘力はいまひとつのため、下手な私が謙信様でプレイするとすぐに体力ゲージが尽きて死んでしまう)。まさに、タカラヅカの男役にしか演じられないようなキャラクターであり、これを明日海がどう料理するかは大いに楽しみなところ。

 上杉軍にはかすが(桜咲彩花)という女性の忍びがいて、これがまたゲームファン注目のキャラのひとりである。まず、いでたちがやけにセクシーなのだ。全身黒のボディライン丸見えの衣装で、おまけに胸の部分の空き具合が激しい。舞台ではどうなるのかと心配になるが、そこは普段からセクシーな衣装も清楚に着こなしている娘役の底力。さすがに胸の空き具合は控えめだったものの、衣装も髪型もゲームやアニメそのもの。お色気と凛々しさ、可愛らしさとの混じり具合のバランスが絶妙で、おそらくゲームファンからも好感を持って受け止められたのではないだろうか。

 かすがは謙信のことを盲目的に慕っており、謙信も、かすがに何かを頼むときは必要以上に(?)かすがの側に近寄り、顔など抱き寄せて、いちいち「わたくしの美しき剣(つるぎ)」と呼びかける。そう言われると、かすがは途端に我を忘れ、「きゃ〜〜〜!」と悶えてしまう。そしてそのとき何故か背景一面に赤い薔薇が咲き乱れ…という、ゲームやアニメでお約束の場面も今回ちゃんと再現される。

 じつはこの場面、もともとゲーム制作時に「宝塚歌劇団っぽいものを」ということで作られたものだそうだ。それが逆に本家のほうで再現されることになったというわけ。タカラヅカファン的には「あーあ、世間のイメージってこんな感じなわけね」と思わないでもないが、それを堂々と演じて期待に応えてしまえるところが100年の歴史を持つタカラヅカの懐の深さかも。この場面といい、信玄&幸村の「殴り愛」といい、何も知らずに観ると頭に「?」が飛び交うかもしれないので、多少の予備知識を仕入れてから観るのが良さそうだ。

 ちなみに、かすがは武田軍の猿飛佐助と同郷の幼なじみであり、佐助はかすがのことを憎からず想っているようだ。タカラヅカ版では、そんな佐助とかすがの場面もあり、佐助(望海)の歌も良い。私としてはむしろこちらのほうが、タカラヅカ的王道「胸キュン」シーンとしておすすめだ。

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